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愛は瞳から生まれ、胸に落つる。
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はい今週のネタバレですよ。





ちょっと三百訓の感想のぐだぐだっぷりを挽回したい。
でも挽回できる気がしない。そんな第三百一訓感想です。

平子の動機はすなおにわかる気がするけど、次郎長にももう一枚裏がありそうな気がしてる。
なんかありそう。まだ他にもありそう。

完全に勝男死んだ扱いされてますね。いいの連絡いれなくて。勝男生きてたら四天王対決や「お登勢を潰す」名目が根底から崩れるんじゃないの。いいの現状打破できるよ。少なくとも上っ面の理由だけの話なら。実際はもう止まれないでしょうが。
街は生き物だから手に入れるだなんて阿呆らしい、手に入れた時点で、飼いならした時点でもう愛した街じゃあなくなるんだし、だから手に入れたってしょうがないって、次郎長思ってそうだけどな。
次郎長の「街に根を張る」「街を護る」って、少なくともそれも今のところ次郎長のことばでいわれてはいないんですけど、でも次郎長の、今の時代でのやっていきかたって、どんなんかな。なに見てて、なに見たいのかな。ずっと気になってます。

かぶき町の面々。源外さんに長谷川さんに鉄子ちゃんに小銭形にハジちゃんに辰巳に八郎…いや
そしてお妙さん。
西郷さんの厳しい顔がいたい。

もうずっと回避して回避していきたいんですけどそういうわけにもいかないので…銀さん。
大丈夫じゃないね。ぜんぜん駄目だね、この人。やばいねコレ。まったく立ち直れてないね。立て直せてもいないね。大丈夫かなコレ。駄目だよねコレ。
なんて見てて危ないんだ。銀さん見てて危ないなんて思うことまずないのになんだコレ。

勝男とのやり取りがもうぜんぜん余裕ない。いやもう全体的に余裕ない。普段ならもうちょい遊びいれるよねって部分で間髪いれずに応答してる。こわ。
もうなんかずっと虚ろに鋭いかんじ。でも切れない刃物みたいな濁ったかんじ。なんだコレ。あぶないなコレ大丈夫か。
銀さんがずっと、「こういう場合の銀さん」の演技をしてるように見えて仕方なかった。
あぶなくないか。あぶなくないかコレ。独りになろうとしてないか。誰も頼りにしてなくないか。
この銀さん大丈夫か。

外道になれば勝てるってもんじゃないと思ってます。どんな場合でも。
「手段選んでる場合じゃない」ってのはそれもそうだと思いますが、でも手段選ばなかったら勝てるってもんじゃないと思ってるんです。
今の銀さんは、こう、外道になって勝ちにいこうとしてるっていうか…いや勝ちにいこうなんてしてないな。
なにしに行こうとしてるんでしょうあの人。

あと個人的にですけど、「外道」=「白夜叉」だとも思ってないので
(白夜叉がなんか護ろうとしてたかっていうのは、結局銀さんの動機もそのときどきで違っただろうし、一概にいえる気もしないので、とりあえず違うかなってぐらいの認識ですけど)
先週の墓場でのあれも、白夜叉とかいうより、銀さんの根っこの部分の一側面として見てたので
逆説的ですが、だからこそ「現在の」銀さんの危機だ!と思ってずっと見てます。
あの墓場から始まったんだよ。
万事屋銀ちゃんはあそこから始まったんだ。

最終的に日常がいちばん強いとおもってるんですが、銀さんは今回の騒動のあとで、自分が次郎長と平子潰しに行ったあとで、日常に回帰できる気がしてるんだろうか。
帰れるとか帰りたいとかそのへんがあやふやだと、足場なくしてると、ふんばれないので
銀さんはそういうことわかってるひとだと思うのに、今回そこらへん放り出してる気がしてこわい。
そもそもの足場が揺るがせられてる話だという気もしなくもない。

鉄子ちゃんとか小銭形とか、新八神楽ちゃんとか
今週ちらっと顔見せた人たちはそこらへんを引っ張り戻してくれるんだって思ってる。
銀さんが、銀さんたる自分の所以を忘れたとき、放り出したとき、わかんなくなったとき、
それを思い出させるのは、目の前に突きつけるのは、
銀さんがこの町で今までしてきたこと、関わってきた人だって思ってる。
生きてきたことが自分に還ってくるんだと思ってる。

そこらへんにぶれはないんです。ないんですが
なんかもう銀さんが自分しか見えてない感じがひしひししてこわい。
いや基本銀さんは自分のこと前提に置いてなんでもするんですけどね。「俺の」国で、「俺の」武士道なので。
でも「見えてない」っていうより「見てない」…確信犯な気が…

銀さんの自称が「みんなの銀さん」なのは
「みんな」あっての自分だってことなんじゃないかと思ってます。
「国」あっての銀さん。と少なくとも銀さんは思ってる。或いは思っていたい。思えるようでありたい。
だから銀さんはその「国」を自分なりの「武士道」で「護って」いるのが、いちばん強く在れる姿なんじゃないかなぁって。そしてそれを自分でもなんとなくわかってるんじゃないかなぁって。明文化できてなくても。
「こういうとき最強!」て、誰からも教えられなくてもわかりますよね、きっと。銀さんは現在の万事屋銀ちゃんとしてがいちばんしっくりくる。

顧みて現状。
これはないわ。大丈夫じゃないわ。「みんな」がいるとか思ってないわ。自ら遠ざけてるわ。
その「みんな」とか「国」とかが揺るがせられてるからしょうがないっていえばしょうがないのかもしれませんが。いやしょうがなくないよコレはあぶないよやばいよ。
銀さんて実は超絶自己評価低い人ですよね。「自分にはみんながいる」とか、普段は思うようにしてても、ぎりぎりの状態では思えないというか。むしろ自分から切り捨てるというか。背水の陣じゃないけど、独りが常態であるべき姿、くらいに思ってるような。
記憶喪失のときにずらっと大砲の前に立ちふさがったあれもそうですけど
銀さんは、自分にはみんながいる、っていう、なんかすごく当たり前のことが実はわかってない人だろうなので
今回もちゃんと誰か、いやみんなでわからせてやればいいと思ってます。新八神楽ちゃんが筆頭で。
あれ日本語おかしいな。いつもか。

だがそれが今の銀さんに届くだろうか…
聞こえてるけど聴いてない。を地で行く気がしてる今の銀さん。
すんごい乾いた笑みで「ああー知ってる知ってる」とかいいそうな今の銀さん。
結局なんも護れないんな、とかずっと思ってそうなこの銀さん。

先週の感想がひとえに「あ、あんまりだ…」だったのは
この自己評価の低い、卑下大好き人間の、三度の飯より内省と反芻で鬱になるのがすきな銀さんが、
今ようやっと、こんな自分にもなんか護れるのかな、そうやってやってけるのかな、なんて思い始めたのに、
自分の護りたいものだけじゃなくて依頼人の護りたいものも自分の護りたいものにしちゃう、そんなヒーロー業みたいなこと仕事にし始めて暮らしてくことにしたのに、
新八神楽がすぐ傍にいて、階下に人も増えて、そういうのに銀さん自身がやっと馴れてきたってところなのに
それを粉微塵にぶち壊すようなのは、あんまりだ、って。そんなんばっかり思ってたからです。
もういいじゃない、この人がそこまで傷付けられなくたっていいじゃない。充分傷付いたじゃない。その度ごとに立ちあがって、でもまた転べっていうのはあんまりじゃないか。

もー銀さんの話ばっかりになっちゃいますね…
キャサリン大丈夫かなって先週心配してた通りだったとか
平子ちゃんそれボンドでくっつけんの?とか
いろいろ、もういろいろあるんですけど。
とりえあずこんな感じでもう一週待ちます。一週間が…長い…
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