愛は瞳から生まれ、胸に落つる。
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あにぎんのれんほう篇についてヲ友達と熱く語り合ったんですがこの月曜に終幕してからまた改めて感想をまとめるとして。
Fate/zeroを最新話まで観たので、
そして原作(全6巻)を3巻まで買ってきたので、
夢見がちな妄想は読む前に捨てておこうと、感想+妄想+希望的観測です。邪推も入ってるかも。
箇条書き。
アニメ9話現在までのネタバレ有。
あとウィキとかぴくしぶのキャプションで得た程度のネタバレ有。
あんまりにも話に関わるネタバレは隠してますので、もし読むときは反転してやってください。
・セイバーと切嗣があんなんなのは、StayNightでセイバーが士郎に「前のマスターは三回しか話しかけてこなかった」=令呪での命令以外の会話ゼロ、っていうのを踏まえてるからで、この発言がなかったらFate/zeroはもうちょっと違った物語になったかもしれない。
この二人は方法論も哲学も真逆だけど、信念というか理想に殉ずるこころの根っこが一緒だから、もしかしたらいい主従になれたifルートがあったんじゃないかと考えてしまうんだ…そしたらアイリとセイバーの姫と騎士コンビが見れないな!
単純に方法論の違いで断絶してるぽいんだけど、むしろどうやったら卑劣な謀略家と清廉な騎士が認めあえるんだろう。
いや認め合えないまでも、もうちょっと会話しててもいいんでない?と思った。「合わない」と思って遠ざけてるのは切嗣だけで、セイバーは吠えたりしてるものの会話しようとしてるから。なんとかなりそうな気がしてしまう。
・実際、切嗣がアサシンの英霊ひいてたら、第四次聖杯戦争そこで幕なんじゃないか。
切嗣が自分のやり方に徹して、裏をかいて裏をかいてを繰り返してたら、英霊がアサシンじゃない場合の綺礼も追いつけないんじゃないか。
つーか綺礼たんこわい。アイリと舞弥さんと相まみえたときの感想が、「俺の切嗣がリア充のはずがない」だったもん。いやニュアンスとしてそんな感じだったもん。おま、ちょ!切嗣逃げろ。
・ぶっちゃけ、時臣さんが呼び出した英霊がギル様じゃなきゃよかったと思うの。
そしたら寝首かかれないで済むじゃない…
むしろ時臣さんが召喚したのがランサー(ディム)だったら…
…英霊は強ければいいってもんじゃないですね!大事なのは相性。セイバー陣営然り、他然り。
いちばん適当な儀式で、偶然に、数合わせで選ばれた節がある、最後のマスター龍ちゃんが、最も相性のいいサーヴァントと契約できてるとかいってはいけない。
「聖遺物のちからが強すぎて、間違いなく目当ての英霊が召喚されてしまうことだろう。僕との相性はお構いなしにね」@一話
とりあえずセイバーはオー人事に電話すべき。
・漏れ聞いた話。ゼロマテリアルという資料集で、うろぶち氏ときのこ氏の対談があるそうな。そこで発覚するいろいろな事実。
うろぶち氏がきのこ氏にダメを出された後半の展開。
「ロリ黒桜が覚醒し、雁夜おじさんのこころをボッキボキにするようなことをいう」
それなんて絶望。
その救われなさっぷりはちょっと疼くものがあるんだぜ。気になるんだぜ。
・ライダー陣営の安定安心っぷりはパない。
ここは王道ですものね…
この陣営見てるだけで聖杯戦争悪くないなって思います。ふつうに楽しいというか、いい経験というか。
思うに、聖杯にガチの願いを掲げてるひとらほど、悲惨な思いをしてますね。当たり前か。真剣なんだもんな。
参加の動機が曖昧だった龍ちゃん(キャスター陣営)とウェイバー(ライダー陣営)がたのしそうないいコンビなのは、マスターのこころの余裕とか、そこらへんもある気がしました。見てくださいよバーサーカー陣営、マスターが余裕ないどころか余命いくばくもないでしょう。…かなしくなってきた。いや、バーサーカー陣営はそもそも会話も意思の疎通すらないようだしな。コンビとか主従とか以前の問題だった。
・ランサー陣営の昼ドラっぷり
しょうがないよランサー、聖杯戦争ってのは業を試されてるんだから。こうなっちゃうんだって。
例えばの話、ランサーが他のマスターに呼び出されてたらどうだろう。
時臣:アリなんじゃないか?というかいちばん相性いいんじゃないか?教会と組んで裏から糸引いてるってバレなければ。
綺礼:べつに。どうとも。綺礼たんはギル様に唆されて「鬼畜だっていいじゃない!」って開き直るらしいので、それ以外のサーヴァントだったら特に変わりなく時臣さんのサポートしてもやもやと終わる気がする。
切嗣:…セイバーの二の舞…属性:騎士ならアイリと相性いいから、別にいいんじゃないかな!あ、ダメだ魅了の黒子があるな。ホムンクルスのアイリたんに効くかな。効くか。対魔能力が高いわけじゃないもんな。
でも恋する乙女は他の男に目移りしないから、切嗣あいしてるアイリたんには普通に効かないぽい。同じ理由で舞弥さんにも。これなら安泰だな。下手したら泥沼だけどな。
ウェイバー:いいんじゃないかな、普通に話がつうじそうで。でもこれじゃウェイバーくんは成長できないぞ。ランサーは騎士であって王ではないから、行いの間違いを正してはくれないぞ。いやよっぽどだったら苦言を呈するんだろうけど、むしろ「主が間違っていてもついていく」系だからねランサーは。
龍ちゃん:噛み合わなすぎるるるr これホントにどうなるの…
雁夜おじさん:狂化させちゃうから結局誰でも一緒ってことに…
うん…結論。召使に暇を出して人気と女っ気がない遠坂邸に行くべき。
けど業と向き合うならやっぱりケイネスてんてーのところがベスト。先生は不正してないしね。時臣さんとは相性がよさそうなだけに、関係に亀裂をいれるような秘密の存在がすべてを台無しにしそうでこわい。
・もし雁夜おじさんがバーサーカーを狂化させてなかったら。
中身バレしますけど、バーサーカー=ランスロットです。円卓の騎士です。セイバー(アーサー王)と因縁あります。
普通に頼もしい味方だったんじゃないかと思いますが、雁夜おじさんは味方なんて欲しくないんだろうな。
孤立無援で、自分しかいないからこそ、「自分が桜ちゃんを助けなければならないんだ」と虚仮の一念で立っていられる。
そんな感じに見えました。時臣さんへの憎悪も、蟲蔵に耐えた一年の間に醸造した現実逃避の側面もある気がする。もちろん「葵さんと結婚しやがってチクショウ」「結婚したからには幸せにしないと許さないぞチクショウと思ったら葵さんの娘に何しやがってんだ許さねぇ絶対にだチクショウ」な部分もあるだろうな(笑
・原作小説は各キャラの心情描写がよく書き込まれてる、と小耳にはさみました。
それはまた。より痛切で、より面白く、より陰惨に、より生き生きと、希望と絶望の相転移が見られることでしょう。
龍ちゃんが快楽殺人に走った動機があるとか。なんかいろいろ。よみたい。
***
ちょっとウィキを覗き見してきた。
いろいろ訂正。
・セイバーと切嗣は和解無理。
使うことばとか、ことばの定義以前に、切嗣はセイバーら「英雄」を拒絶し、セイバーには切嗣を理解できない。
たぶん切嗣は英霊や英雄を「赦さない」んじゃないかな。「英雄である」という一点において。
その断罪の苛烈さは実は自身に向かってると思うんだぜ。だって「正義の味方」が夢だったんだからね。
あと目線が違う。セイバーは「王」の目線だけど、切嗣はその視点を持てない。逆も然り。
この主従は断絶すべくして断絶したんだな…
・雁夜おじさんがバーサーカーを狂化させなかったら召喚早々詰んだだろう。
そもそもバーサーカー自体が凄まじく燃費悪いのを、辛うじて普段は霊体化させることで凌いでるおじさん。
あの高出力を短時間でも支えられるなら、狂化させてない通常のバーサーカー(真名:ランスロット)でもよかったんじゃ?と思ったんですが、無理でした。狂化させないで宝具つかったらそのほうが消費激しいっていう。
雁夜おじさんの魔術師レベルの問題。やっぱり一年で突貫じゃ無理があった…
それだけ格の高いやつを呼び出してしまったという、通常なら利点でしかないのがネックになった。でも各の低い英霊でどこまで勝ち抜けるか。
・ウィキで知ったこと。サーヴァントの能力値はマスターによって補正を受ける。
第四次で切嗣がマスターだったときのセイバーの幸運値の低さに笑った。「幸運:D」? ランサーの「幸運:E」を笑えない。
これも雁夜おじさんが通常の(真名:ランスロット)と契約してても活かしきれずに燃費悪いだけで終わったんじゃないかと思う理由。
・切嗣はまだマシ。
アイリさんに泣きつけるじゃん。舞弥さんがいるじゃん。娘いるし息子できるじゃん。
召喚したのがセイバーなのは相性最悪だったけど、召喚の触媒につかった鞘のおかげで最後に焼け野原で希望を拾えるんだぜ。一緒に静かに暮らせる息子ができるんだぜ。巡り合わせってまさに禍福はあざなえる縄のごとし。
綺礼たんなんか、本人に悔いは一切ないだろうけど、絶対に許されない存在だからね。生きながらにして「悪」を背負ってるからね。悪を業とするなんて一個人には重すぎるからね。
雁夜おじさんなんか、聖杯とっても絶望、とれなくても絶望だよ。いずれにせよ余命一カ月だからね。
一年で蟲蔵から解放されたとしても、桜ちゃんのこころに傷は残るよ。傷は消せんよ。
あとじじぃは約束守らないだろう。雁夜おじさんが死んだらまた桜ちゃんを蟲蔵に戻せばいいだけの話。一度貰った養子を遠坂の家に戻したら、それはそれで角が立つだろう。
いずれにせよBADEND。StayNightで桜ちゃんが多少目はうつろでもまともに笑って淡い恋をして、ヤンデレ化なんてお茶目(…)な真似もして、なんてのを見てたら、この子はひとりでがんばったんだなぁと思いました。雁夜おじさん、聖杯戦争参加しなくても、ただの家を捨てた次男坊でも、桜ちゃんの避難場所にはなれたんじゃないかと、たぶんあのじじぃの目が光ってて無理だったろうけど、そう思う。
時臣さんは「肝心なところでツメが甘い」の典型。足元みろ。
でも時臣さんの要所要所での決断が、「もしこうじゃなかったらこうはならなかった」でいっぱいです。
「もし桜を養子に出さなかったなら」
(強力な魔術師の家だから後継ぎ問題で揉めるのが嫌で外に出さざるを得なかったなら)、
「もし桜を養子に出した先が間桐の家じゃなかったら」
(養子に出す先は、一般家庭ではなく零落したとはいえ同じ魔術師の家の間桐じゃなきゃ、いろんな意味で釣り合いがとれなかったんだろうけど)、
「もし綺礼を弟子にせず教会関係者とは一歩引いた無関係を保っていれば」
(教会との協力関係があるから、どうあれ綺礼とも関わっただろうけれど)、
「もし召喚したのがギルガメッシュじゃなかったら」
(これは聖遺物に出来る限り強力なのを選んだせい。でも召喚してみるまで自分との相性なんてよくわからないよね)…
結論。桜を養子に出す先をもっとよく考えなくちゃならなかった。
「強い英霊」よりも「相性のいいサーヴァント」を選ぶべきだった。
桜を間桐に→雁夜おじ参戦=桜、雁夜おじさんBADEND
ギルを召喚→ギルが綺礼を気に入っちゃって寝首をかかれる=時臣さん、葵さん、凛ちゃんBADEND
この二点に尽きるんじゃないだろうか。
あと、ケイネス先生は呼び出したのがランサーじゃなく当初の予定通りライダーだったなら…
ソラウの魔力供給でイスカンダルのパロメーター最高値だったんじゃないか。まぁ幸運はすごく低そうだけど(なんとなく)
ライダーだったならあの昼ドラのごときドロドロはない。と思いたいけど、ソラウさんはケイネス先生に興味ないのが通常運転ぽいからなぁ。
小説未読なので、ランサー陣営、キャスター陣営、ライダー陣営については、かなり適当に聞きかじった程度になっております。もしかしたら思ったより悪くない終わりかたなのかもしれない。死なずにサーヴァントを失うだけで離脱するマスターもいるかもしれない。
とりあえず雁夜おじさんと切嗣が絶望するのはわかってる。セイバーも慟哭するのはわかってる。
綺礼たんが愉悦してギル様が高笑いするのはわかってる。
あとはもうわからない…
…こうやってみると、ぬるいと思ってた第五次って、平和的な解決を見たんだなぁ…
第四次とは血ぬられ加減が違うよ…なんていうか、第五次は、あれでも各人に救済があったんだなぁと思ってしまった。
もうちょっとアニメを観進めたら、小説を読もうと思いました。来い苛烈な展開。どんな鬱熱でもFate/StayNightのいろんなルートにつながってると思えば多少安らかな気持ちになれるぜ。
Fate/zeroを最新話まで観たので、
そして原作(全6巻)を3巻まで買ってきたので、
夢見がちな妄想は読む前に捨てておこうと、感想+妄想+希望的観測です。邪推も入ってるかも。
箇条書き。
アニメ9話現在までのネタバレ有。
あとウィキとかぴくしぶのキャプションで得た程度のネタバレ有。
あんまりにも話に関わるネタバレは隠してますので、もし読むときは反転してやってください。
・セイバーと切嗣があんなんなのは、StayNightでセイバーが士郎に「前のマスターは三回しか話しかけてこなかった」=令呪での命令以外の会話ゼロ、っていうのを踏まえてるからで、この発言がなかったらFate/zeroはもうちょっと違った物語になったかもしれない。
この二人は方法論も哲学も真逆だけど、信念というか理想に殉ずるこころの根っこが一緒だから、もしかしたらいい主従になれたifルートがあったんじゃないかと考えてしまうんだ…そしたらアイリとセイバーの姫と騎士コンビが見れないな!
単純に方法論の違いで断絶してるぽいんだけど、むしろどうやったら卑劣な謀略家と清廉な騎士が認めあえるんだろう。
いや認め合えないまでも、もうちょっと会話しててもいいんでない?と思った。「合わない」と思って遠ざけてるのは切嗣だけで、セイバーは吠えたりしてるものの会話しようとしてるから。なんとかなりそうな気がしてしまう。
・実際、切嗣がアサシンの英霊ひいてたら、第四次聖杯戦争そこで幕なんじゃないか。
切嗣が自分のやり方に徹して、裏をかいて裏をかいてを繰り返してたら、英霊がアサシンじゃない場合の綺礼も追いつけないんじゃないか。
つーか綺礼たんこわい。アイリと舞弥さんと相まみえたときの感想が、「俺の切嗣がリア充のはずがない」だったもん。いやニュアンスとしてそんな感じだったもん。おま、ちょ!切嗣逃げろ。
・ぶっちゃけ、時臣さんが呼び出した英霊がギル様じゃなきゃよかったと思うの。
そしたら寝首かかれないで済むじゃない…
むしろ時臣さんが召喚したのがランサー(ディム)だったら…
…英霊は強ければいいってもんじゃないですね!大事なのは相性。セイバー陣営然り、他然り。
いちばん適当な儀式で、偶然に、数合わせで選ばれた節がある、最後のマスター龍ちゃんが、最も相性のいいサーヴァントと契約できてるとかいってはいけない。
「聖遺物のちからが強すぎて、間違いなく目当ての英霊が召喚されてしまうことだろう。僕との相性はお構いなしにね」@一話
とりあえずセイバーはオー人事に電話すべき。
・漏れ聞いた話。ゼロマテリアルという資料集で、うろぶち氏ときのこ氏の対談があるそうな。そこで発覚するいろいろな事実。
うろぶち氏がきのこ氏にダメを出された後半の展開。
「ロリ黒桜が覚醒し、雁夜おじさんのこころをボッキボキにするようなことをいう」
それなんて絶望。
その救われなさっぷりはちょっと疼くものがあるんだぜ。気になるんだぜ。
・ライダー陣営の安定安心っぷりはパない。
ここは王道ですものね…
この陣営見てるだけで聖杯戦争悪くないなって思います。ふつうに楽しいというか、いい経験というか。
思うに、聖杯にガチの願いを掲げてるひとらほど、悲惨な思いをしてますね。当たり前か。真剣なんだもんな。
参加の動機が曖昧だった龍ちゃん(キャスター陣営)とウェイバー(ライダー陣営)がたのしそうないいコンビなのは、マスターのこころの余裕とか、そこらへんもある気がしました。見てくださいよバーサーカー陣営、マスターが余裕ないどころか余命いくばくもないでしょう。…かなしくなってきた。いや、バーサーカー陣営はそもそも会話も意思の疎通すらないようだしな。コンビとか主従とか以前の問題だった。
・ランサー陣営の昼ドラっぷり
しょうがないよランサー、聖杯戦争ってのは業を試されてるんだから。こうなっちゃうんだって。
例えばの話、ランサーが他のマスターに呼び出されてたらどうだろう。
時臣:アリなんじゃないか?というかいちばん相性いいんじゃないか?教会と組んで裏から糸引いてるってバレなければ。
綺礼:べつに。どうとも。綺礼たんはギル様に唆されて「鬼畜だっていいじゃない!」って開き直るらしいので、それ以外のサーヴァントだったら特に変わりなく時臣さんのサポートしてもやもやと終わる気がする。
切嗣:…セイバーの二の舞…属性:騎士ならアイリと相性いいから、別にいいんじゃないかな!あ、ダメだ魅了の黒子があるな。ホムンクルスのアイリたんに効くかな。効くか。対魔能力が高いわけじゃないもんな。
でも恋する乙女は他の男に目移りしないから、切嗣あいしてるアイリたんには普通に効かないぽい。同じ理由で舞弥さんにも。これなら安泰だな。下手したら泥沼だけどな。
ウェイバー:いいんじゃないかな、普通に話がつうじそうで。でもこれじゃウェイバーくんは成長できないぞ。ランサーは騎士であって王ではないから、行いの間違いを正してはくれないぞ。いやよっぽどだったら苦言を呈するんだろうけど、むしろ「主が間違っていてもついていく」系だからねランサーは。
龍ちゃん:噛み合わなすぎるるるr これホントにどうなるの…
雁夜おじさん:狂化させちゃうから結局誰でも一緒ってことに…
うん…結論。召使に暇を出して人気と女っ気がない遠坂邸に行くべき。
けど業と向き合うならやっぱりケイネスてんてーのところがベスト。先生は不正してないしね。時臣さんとは相性がよさそうなだけに、関係に亀裂をいれるような秘密の存在がすべてを台無しにしそうでこわい。
・もし雁夜おじさんがバーサーカーを狂化させてなかったら。
中身バレしますけど、バーサーカー=ランスロットです。円卓の騎士です。セイバー(アーサー王)と因縁あります。
普通に頼もしい味方だったんじゃないかと思いますが、雁夜おじさんは味方なんて欲しくないんだろうな。
孤立無援で、自分しかいないからこそ、「自分が桜ちゃんを助けなければならないんだ」と虚仮の一念で立っていられる。
そんな感じに見えました。時臣さんへの憎悪も、蟲蔵に耐えた一年の間に醸造した現実逃避の側面もある気がする。もちろん「葵さんと結婚しやがってチクショウ」「結婚したからには幸せにしないと許さないぞチクショウと思ったら葵さんの娘に何しやがってんだ許さねぇ絶対にだチクショウ」な部分もあるだろうな(笑
・原作小説は各キャラの心情描写がよく書き込まれてる、と小耳にはさみました。
それはまた。より痛切で、より面白く、より陰惨に、より生き生きと、希望と絶望の相転移が見られることでしょう。
龍ちゃんが快楽殺人に走った動機があるとか。なんかいろいろ。よみたい。
***
ちょっとウィキを覗き見してきた。
いろいろ訂正。
・セイバーと切嗣は和解無理。
使うことばとか、ことばの定義以前に、切嗣はセイバーら「英雄」を拒絶し、セイバーには切嗣を理解できない。
たぶん切嗣は英霊や英雄を「赦さない」んじゃないかな。「英雄である」という一点において。
その断罪の苛烈さは実は自身に向かってると思うんだぜ。だって「正義の味方」が夢だったんだからね。
あと目線が違う。セイバーは「王」の目線だけど、切嗣はその視点を持てない。逆も然り。
この主従は断絶すべくして断絶したんだな…
・雁夜おじさんがバーサーカーを狂化させなかったら召喚早々詰んだだろう。
そもそもバーサーカー自体が凄まじく燃費悪いのを、辛うじて普段は霊体化させることで凌いでるおじさん。
あの高出力を短時間でも支えられるなら、狂化させてない通常のバーサーカー(真名:ランスロット)でもよかったんじゃ?と思ったんですが、無理でした。狂化させないで宝具つかったらそのほうが消費激しいっていう。
雁夜おじさんの魔術師レベルの問題。やっぱり一年で突貫じゃ無理があった…
それだけ格の高いやつを呼び出してしまったという、通常なら利点でしかないのがネックになった。でも各の低い英霊でどこまで勝ち抜けるか。
・ウィキで知ったこと。サーヴァントの能力値はマスターによって補正を受ける。
第四次で切嗣がマスターだったときのセイバーの幸運値の低さに笑った。「幸運:D」? ランサーの「幸運:E」を笑えない。
これも雁夜おじさんが通常の(真名:ランスロット)と契約してても活かしきれずに燃費悪いだけで終わったんじゃないかと思う理由。
・切嗣はまだマシ。
アイリさんに泣きつけるじゃん。舞弥さんがいるじゃん。娘いるし息子できるじゃん。
召喚したのがセイバーなのは相性最悪だったけど、召喚の触媒につかった鞘のおかげで最後に焼け野原で希望を拾えるんだぜ。一緒に静かに暮らせる息子ができるんだぜ。巡り合わせってまさに禍福はあざなえる縄のごとし。
綺礼たんなんか、本人に悔いは一切ないだろうけど、絶対に許されない存在だからね。生きながらにして「悪」を背負ってるからね。悪を業とするなんて一個人には重すぎるからね。
雁夜おじさんなんか、聖杯とっても絶望、とれなくても絶望だよ。いずれにせよ余命一カ月だからね。
一年で蟲蔵から解放されたとしても、桜ちゃんのこころに傷は残るよ。傷は消せんよ。
あとじじぃは約束守らないだろう。雁夜おじさんが死んだらまた桜ちゃんを蟲蔵に戻せばいいだけの話。一度貰った養子を遠坂の家に戻したら、それはそれで角が立つだろう。
いずれにせよBADEND。StayNightで桜ちゃんが多少目はうつろでもまともに笑って淡い恋をして、ヤンデレ化なんてお茶目(…)な真似もして、なんてのを見てたら、この子はひとりでがんばったんだなぁと思いました。雁夜おじさん、聖杯戦争参加しなくても、ただの家を捨てた次男坊でも、桜ちゃんの避難場所にはなれたんじゃないかと、たぶんあのじじぃの目が光ってて無理だったろうけど、そう思う。
時臣さんは「肝心なところでツメが甘い」の典型。足元みろ。
でも時臣さんの要所要所での決断が、「もしこうじゃなかったらこうはならなかった」でいっぱいです。
「もし桜を養子に出さなかったなら」
(強力な魔術師の家だから後継ぎ問題で揉めるのが嫌で外に出さざるを得なかったなら)、
「もし桜を養子に出した先が間桐の家じゃなかったら」
(養子に出す先は、一般家庭ではなく零落したとはいえ同じ魔術師の家の間桐じゃなきゃ、いろんな意味で釣り合いがとれなかったんだろうけど)、
「もし綺礼を弟子にせず教会関係者とは一歩引いた無関係を保っていれば」
(教会との協力関係があるから、どうあれ綺礼とも関わっただろうけれど)、
「もし召喚したのがギルガメッシュじゃなかったら」
(これは聖遺物に出来る限り強力なのを選んだせい。でも召喚してみるまで自分との相性なんてよくわからないよね)…
結論。桜を養子に出す先をもっとよく考えなくちゃならなかった。
「強い英霊」よりも「相性のいいサーヴァント」を選ぶべきだった。
桜を間桐に→雁夜おじ参戦=桜、雁夜おじさんBADEND
ギルを召喚→ギルが綺礼を気に入っちゃって寝首をかかれる=時臣さん、葵さん、凛ちゃんBADEND
この二点に尽きるんじゃないだろうか。
あと、ケイネス先生は呼び出したのがランサーじゃなく当初の予定通りライダーだったなら…
ソラウの魔力供給でイスカンダルのパロメーター最高値だったんじゃないか。まぁ幸運はすごく低そうだけど(なんとなく)
ライダーだったならあの昼ドラのごときドロドロはない。と思いたいけど、ソラウさんはケイネス先生に興味ないのが通常運転ぽいからなぁ。
小説未読なので、ランサー陣営、キャスター陣営、ライダー陣営については、かなり適当に聞きかじった程度になっております。もしかしたら思ったより悪くない終わりかたなのかもしれない。死なずにサーヴァントを失うだけで離脱するマスターもいるかもしれない。
とりあえず雁夜おじさんと切嗣が絶望するのはわかってる。セイバーも慟哭するのはわかってる。
綺礼たんが愉悦してギル様が高笑いするのはわかってる。
あとはもうわからない…
…こうやってみると、ぬるいと思ってた第五次って、平和的な解決を見たんだなぁ…
第四次とは血ぬられ加減が違うよ…なんていうか、第五次は、あれでも各人に救済があったんだなぁと思ってしまった。
もうちょっとアニメを観進めたら、小説を読もうと思いました。来い苛烈な展開。どんな鬱熱でもFate/StayNightのいろんなルートにつながってると思えば多少安らかな気持ちになれるぜ。
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