2008 09.17 Wed 夜中に耐えられなくなったので②らくらん編（六年生） ＣＡＴＥＧＯＲＹ ：落忍

個別で見ても組ごとに見てもよいです。

伊作はしあわせになってほしい、でもたおやめじゃなくて骨太な男前ってわかってるとか、
もんじは血反吐はいても一歩も退かず仙蔵と並び立つ男であれとか、
こへは楽しくてかわいくてかっこよくてってお前…でもいちばん普通の男の子でもあるよね忘れちゃだめだよねとか、
食満は用具で保父やってるのともんじと掴みあってるのと伊作をやれやれとフォローしてるのと全部等価で成り立つあたりがよいとか、
仙蔵は美形でSで、だから厳禁とかもんじとかで崩れるの見てるとたまらなく人間的でいとおしいとか、
長次はフェアリーでありつつ実はいちばんストイックでシビアぽいあたりしびれるとか、

ほんときりがない。

六年生ってでも、実際そんなに絡んでないですよね、原作で。
アニメは膨大すぎてカバーしきれてない…

「い組は貶し合いながら忍務では息ぴったりとか、ろ組は長屋でこへが長次にべったりで本もいいけどバレーしようよ～てなってて、は組は伊作になんかあったら食満が血相変えてとんでくる、てのがデフォだけど、原作の六年生はすごく自立してるよね」
と純粋ファンのゆうばりがいってました。うん、ほんとだ。たしかにそれはデフォだ。なんでだ。

「六年生は六人組やコンビじゃなくて、ひとりなんだよ。いちばん頼りなさげな伊作だってああ見えて優秀だし、戦場に単身潜り込んで雑兵やって汚いもの見てやって、帰る目処が立たないときも状況を見るさって平然としてるし。ひとりでなんでもできるようにしてるのが六年生なんだよね。
六年生が同じコマに並ぶときだって、コンビじゃなくて、たとえば体育委員会と作法委員会の長が、それぞれの後輩を見守るために隣り合う、っていう感じだし。
あの距離感を忘れちゃいけないんだよね」

とかいってたので、
ブラボー！と思いました（安直に感動するというよりか、ゆうばりのファン歴の長さに裏打ちされた言葉になるほどと思った）

六年は派手とかフリーダムとか俺様とかキャラ濃いとかよりも、
ひとりひとりが長なんだな、て感じです。それぞれの采配なんだなと。
四年の派手さとかフリーダムさはむしろ協調性なさげなのに
六年はいざとなったらすごい緊密に情報戦とかしそう。

あと六年生って全体的に（というか土台の部分が）冷静です。行動はともかく考え方が。
伊作は別に慈愛の人ではなく、状況と自分にできることを弁えてそのうえで、必要な手を相手にさしのべられるのだとか、
もんじのあれは熱血ではなくむしろ忍びの精神への忠義で、誰より冷静だし努力もしてるし基礎的なものが身についてるし、躊躇わないし憐れまないので、ほんと怖い忍びでなかなかの男だ、でもだからこそ朴念仁だとか、
こへは笑いもすれば悩みもするし、残虐なものも厭わないだろうけど優しさも知ってて、剛毅で繊細でかつ単純で、ルール無用の無法地帯の癖して正攻法で、それってかなわないな！とか、
食満はクールという言葉がよく似合う、でもここぞというとき絶対に躊躇う、それによって失くすものも守れるものもある（それでもんじを締めあげたり伊作に頬張られたりするとよい）とか、
仙蔵はクールで売ってるから、誰かの冷却材になったり誰かに熱くしてもらったりあったかくしてもらったりするといいとか（もんじには暑くさせてもらってるんですね、わかります）とか、
長次は知識量に裏打ちされた安定感で揺らがないでいつつ、こどもっぽく誘われてこへとバレーしたり朝顔に和んだり図書で下級生かわいがったり逆にあいされたりして、そんなところで冷静さが揺れるとよいとか、

ほんときりがない…

話は変わるけど個人的に、
戦忍に向いてるのは、は組。撹乱と陽動に長けてる。潜入もうまい。人柄もそれなりに警戒されにくい。集団に埋没するのが得意。逆に集団でそこそこの位置をキープすることもできる。
い組は間違いが少ない分、戦忍じゃなくてどっかの城のお抱えが似合う。オールマイティの安定さはすごく売りになる。
ろ組は戦闘においては質量でおせるこへとフォロー上手の長次の連携のうまさに舌を巻くけど、間諜としてはどうなんだろうか。この二人はあっという間に集団に溶け込むタイプに見えない。こへは目立つし、長次は目立たなすぎる。目立つなら目立つなりの、目立たないなら目立たないなりの、そういう手段をとればいいのだけれども。

六年で考えるとつい組ごとに分けてしまう。
でも委員会別に考えるのもすごくすごく好きです。全学年入り乱れてるあたりがたまらない。

すっかり朝になったんで、ちょっと寝てきて今度は五年生についてしゃべりたいです。
ちなみに途中で二度ほどきえたんですけど懲りずに書き直してますこの記事。ほんと懲りない。