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愛は瞳から生まれ、胸に落つる。
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のこのこと誰も望んでないであろうカプ語りを再開にきました。うおぅ、自分で云ってていたいぜ。
銀さんと新八っていうか、なんかもう最終的には万事屋についてだよ。カプじゃないよ最早。


やっぱカプって関係性のことだよね。えろーあってもなくても完結しちゃう関係性ってあるよね。というわけで、恋愛かどうかはさておいた絡みです。


例1:銀さんと新八
恋愛じゃないな。新八の恋にしちゃうと銀さんはとても歪んだ人になる気がする。銀さんが新八に応えるのも違うし、かといって応えないとひどい遣り方するひとにしかならないし。
親子ってなんでしょう…この二人は親父と息子に似てるかもしれませんが、紛れもない他人なんだと思います。だめな旦那と世話焼き女房にはなれるかもしれないけど。他人だってところがみそなんじゃないかなぁ。
新八は銀さんへの憧憬が最初にあって、その原体験からは、なんだかんだいって抜け出せない気がする。
でもだめな大人だなって、呆れながらも許すことができて、そのぶんだけ聡い新八は銀さんのことを憧れだけの存在にはしない。どんなに大事なものでもいずれ別れるっていうスタンスの変わらない銀さんのことを、すきなぶんだけ大嫌いでもあるといい。
新八は叱ってくれる男だよ。銀さんは、甘やかすけど怒りも叱りもしてくれないのじゃないかな。いや、「怒るひとじゃなくて叱るひと」だとは思うのだけれど、そうやって二分化しないなら、甘やかすんだろうなって。
小さくって些細な叱責は、同じようにちっぽけで些細なものを赦す。でも銀さんと新八が共有する日常ではそういう小さなものこそが肝要で、銀さんは悩むことがあっても、ああ叱られてしまったなぁと苦笑してしまえばいい。

これってわたしの「銀さんと新八」像の最たるものですね。いっつもこういうライン書いてる気がする。ワンパタ。

新八は幼いけど、こどもだけど、それでも幼くもこどもでもないと云いたかったんですねん。見くびるには男前すぎる。あれはいい男です。
あと、お人よしなのにリアリストでもありそうです。根がまじめだから。
そうは見えないけど銀さんだって若いんですよね。まだ二十代の若造ですよあれ。なんかやたら老成してるけど。

前述した、「だめな旦那と世話焼き女房」。あれが日常でいいんじゃないでしょうか。「探偵と探偵助手」のほうがそれぽいですが。
ああ、疑問に思ったことひとつ。新八は銀さんに剣の稽古とかつけてもらおうと思わないのかな。一般人より余程強い新八でも、銀さんと神楽ちゃんのなかに入ったら弱い部類になるのに。
新八が学びたかった侍の魂とか銀さんの真髄ってのは腕っ節の問題じゃないっていうか、もっと重要なとこの話だとか、それはわかっているけれども。でも腕っ節は鍛えないのかな。
それとも早々に銀さんにダメ出されてたりして。神楽ちゃん参入前の半月のうちに、「俺の剣は殺人剣、おまえはその活人剣でひとをいかすでござるよ」…あわわ、剣心はいった!ちがうちがう、そうじゃなかった。
スキトキメキトキス、スキトキメキトキス…ふぅ、こころの回復呪文、完了。(回復するんだ)
いや、すごい早いうちに「剣は教えねぇ」とか云われてたら面白いなって思っただけ。門下生もいないし傾いてるけど、あとあくまで暫定的だけど、道場主の新八がどこの誰とも知れない浪人に剣習うとか、道場としちゃ地に落ちることしちゃだめだろうとか、そういうことも考えたけど。
銀さんが新八に稽古つけてやるのってどんな時だろ。や、ないな。ないない。やる機会がない。同じ理由で神楽ちゃんと銀さんが手合わせすることもない。真剣にやりあうことはまずない。

あの三人はその他の場所での自らの名義を忘れることができるってのがささやかな救いになるんじゃないかと思うんだ…だから、家族であって家族じゃない。
新八は若き道場主で、そんなこともう何の意味も持たない侍で、人間が不器用な十代の男の子。神楽ちゃんも、絶滅寸前の血ぬられた傭兵民族で、一家離散したこどもで、ちょいと気の強い女の子。銀さんも、忌み名が付きまとうほどの殺戮者で、親兄弟がいなくて先生と慕ったひとはいなくなって幼馴染たちとは濃ゆい経験を共有しすぎたせいで関係がどっか歪んじゃってて、それでもただのだらしない、ふざけた男。
他のどこで何と呼ばれようと、万事屋の中では単純な「ただの男の子としての新八」、「ただの女の子としての神楽ちゃん」、「ただの男の銀さん」であれる。だから、家族じゃないってのはそれなんです。お父さんとか娘とか、名前付けたら元の木阿弥かなって。万事屋が三人にとって名義のない場所であれるのなら、そこでの名義をつくることはやっぱり何かを狭めることになるんじゃないかって。
いつか離れることを視野に入れてるのは、家族妄想じゃなくても成り立つよね。銀さんにとって新八と神楽ちゃんがこどもであるのは間違いのないことなんだから。

銀さんはもう名付けられることには飽き飽きしてるのかもしれないなぁ。忌み名もそうだし。その忌み名を銀さんが忌んでいるかどうかはわかりまんが。なんとなくね、もうどうでもいいことだと思っていそう。呼びたければ呼べよみたいな。開き直りってほど、認めてはいないんでしょうが。
なので過去のことも知らない、万事屋の構成員だから銀さんを「万事屋」と呼ばない、だらしなくて駄目な大人であれる新八と神楽ちゃんたちとの間には、名付けるものをつくりそうはないなって。
それが「家族」であろうと「恋情」であろうと。もとよりそんな名義を必要とせずにやってくのが銀さんだったから。神楽ちゃんは名付けられたものなんていらないと啖呵をきれるから。新八もその流儀にならうだろうな。

あっれ銀さんと新八ってよりか万事屋についてになった。家族だけど家族じゃないって云いたかっただけなんですが。
ああ、この理屈でいくと銀さんと神楽ちゃんの恋愛もなさげだな。でも男と女なんてどうなるかわかりません。こどもの成長なめたらあかんぜよってのもそうですが、性別の違いによる差って大きいですからね。
いやーカプじゃないのになんだこの長さ…や、でも楽しかった。楽しかったよ。ここまでスクロールしてきたひとは勇者だ。讃えるよ。
長々ごめんなさい。もっとうまくまとめることだってできるようになりたい。せめてもちっと整理してからでも。


明日は何語りしようかなー(懲りてない)
万事屋ひと段落ついたから攘夷派いこうかな…
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