愛は瞳から生まれ、胸に落つる。
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本誌の話もしたいんですがようやく三回目を観に行ってきたので気付いたことや覚書や感想。
まだ記事途中なので四回目を観に行くまでつらつら増える。
順不同。箇条書き。
・沖田、逆刃刀だった!
・たまさんだと思ってみると、たしかに時間泥棒ちょっと華奢。銀さんと並ぶとよくわかる。
最初のトイレに時間泥棒連れ込むシーンで、銀さんと時間泥棒が肩組むそこらへん。
・時間泥棒=たま
もともとスペックの高かったたまさんを素体にして時間泥棒を製作したので、すなっくお登勢にいたたまさんはあんな姿形(中身はともかく器がモロに源外さん作だった・或いはあれはたまのバックアップ)だった。のかな。
時間泥棒は、源外さんの発明であると同時に、たまの「銀時様を取り戻したい」という願いがあって初めて完成したものなんじゃないかなっていう。
・「おや、懐かしい顔が来たね」「五年も経つと、ジジイはタヌキに、ババアはキツネになっちまうらしい」
お登勢さんは、源外さんが店を訪ねたあのとき初めてチンさんが過去から来た銀さんだってことを知ったんだろうなと。
それでもあの揺るぎなさは貫録である。ジジイとババアには勝てない。
・デコ出し土方の喫煙シーンのうつくしさよ
・五年後の新八神楽はどの時点で真実を知ったのか。
たぶんだけど、二人は、チンさんが銀さんだということを、わからないけどわかってたんじゃないかな。
銀さんちょいちょい失言してるし。「あのジジイが死んだらタイムマシンはどうなるんだよ!」とか。白詛まったく知らないとか突然出てきて銀さんの義兄弟だと名乗るとか。
そういうの拾ってけば、「チンさんは過去から来た銀さんだ」というのはおぼろげながら察せられる気がする。
ただし見た目がアレなので確信持てるまできっと意識には上がってこない笑
なんとなく、なんだけど。解釈のひとつでしかないんだけど。
ぱちぐらは、「五年前銀さんが消えたのは、五年後の今に飛ばされたからだ」と思ってもおかしくないんじゃないかな?と。
ターミナル跡地で時間泥棒と銀さんが消える=「まさか銀さんが過去を改変したから」と即理解できたのは、
万事屋再結成時の「俺なら時を返せるといったら?」の銀さんの発言と源外さん救出要請から、「銀さんは元凶を突き止めた後、源外さんに直してもらったタイムマシンで過去へ行き、歴史を変えようとしている」という理解に至ったから。
流石に銀さんが過去の自分自身を殺そうとしてるとはわからなかっただろうけど。
とりあえず自分たちの「世界」(歴史と言い換えてもいい)から銀さんが消えたのは土方と会話してわかったはず。
ここまでなら、つらいけどまだ大丈夫なんじゃないかなって思います。
つらいのはここから。
万事屋前で泣き崩れて、改変によって完全に記憶から銀さんが消えて、
そこに十五年間稼働し続け「その時」を待っていた時間泥棒が「たま」として現れる。
(「その時」というのは、過去改変が歴史として定着した時、って感じの意味です。
ひらたくいうなら、銀さんがみんなと出会わなかった世界が正史になり、上書き保存完了してぱちぐらの三位一体フィルムが消えた時)
たまがみんなの記憶を取り戻す。
あの三位一体があるならぱちぐらの記憶は戻るだろうし、
他のみんなに関しても、何かきっかけがあれば戻るのかなって。
そのへんは描かれてないだけで紆余曲折あったんだろうな~とか考えてもたのしいかもしれない。
改変前の記憶を持つ彼らは、
「結局あの世界で何が起こっていたのか?」
を、恐らくはたまの口から知ることになります。
「白詛とは何だったのか?」
「坂田銀時は五年前、何故失踪したのか?」
「坂田銀時は五年前、死んだのか?そうではないのか?」
「何故こうして世界は改変され、そして坂田銀時はこの世界にいないのか?」
ここらへんがツライ。
「白詛とは攘夷戦争中、星崩しの異名をとった傭兵集団“厭魅”が用いたナノマシンウイルスで、厭魅を直接壊滅させた坂田銀時はその際に手傷を負ったため戦時下で既にウイルスに感染していた。
あの世界でパンデミックを起こした白詛は、ウイルスのキャリアとなった坂田銀時から広がったもの。つまり、あの世界をあんな状態にしたのは坂田銀時」
「坂田銀時は五年前、それに気付き、故に自ら姿を消した」
「坂田銀時は五年前に死んではいない。五年間、ひたすら時間泥棒の完成を待ち続けていた。そしてあの世界に五年前のまだ何も知らない自身を召喚して事態を知らせ、既にウイルスに乗っ取られた自身の代わりに、十五年前に飛んで感染してすぐの自分を殺すように要請した」
「こうして世界は改変され、白詛は蔓延せず地球も江戸も壊滅などせず、故に坂田銀時はもうこの世界に存在しない」
ツライ。何だこれは。
たまが詳細をぼかして伝えたとしてもわかるもんはわかるだろうに。
ぱちぐら筆頭に、死んだと思っていた・そう思ってふっ切ろうとした銀さんが、
生きてあの五年後の世界にいて一人でそういう事情ぜんぶ抱えて江戸が地球が壊滅してくのをただ見ててずっと見てて、
(それが銀さんには耐えがたいものだったと恐らく痛いほどわかる)(死のうとしても死ねなかったんだろうなというのもわかる)
そしてその五年後の銀さんをとうとう救えないままだったということを、
きっと理解してしまうんじゃないかと思うと。
まさか、五年前から呼ばれた銀さんが、五年後の銀さんを手にかけたということまではわからなくとも、五年後の銀さんがそうさせたというのをわからなくとも、(わからないと思うそんなの)(そんな発想出来るもんじゃない)(わからなくていいと思う、誰も)
自分たちの五年を振り返り、どこかで銀さんも同じ五年を生きていたんだと、そう思うことがあったとしたら。
なんかもうつらいしか言えません。なんなのあの劇場版における仮想五年後は。何をどうやっても誰もがつらいわ。映画主要メンバーでそこまでつらくないの真撰組ぐらいじゃないか。
・五年後の厭魅銀さんが五年前の銀さんに自分を殺させようとしたのは何故か
これ、五年後の厭魅銀さんがあそこで死ななければならない必然性って、何でしょうかね。
罰を求めていたとしか思えないんですけど。
だってもう白詛蔓延してるからキャリアいてもいなくても正直あんま変わらないっていうか手遅れだし、
五年前銀さん呼んだならもう事情明らかにして十五年前に飛ばせばいいだけだし。
そうまでして死にたかったのか、と
思うとかなしくなる。
厭魅に乗っ取られて身体の自由が効かなくて、「自我を浸食されながら」みたいな発言あったから銀さんじゃなくて厭魅として動いてて、待ち続けた五年前の自身が来ようがとりあえず襲うくらいの行動しかできなかったのかもしれないと考えるとそれもまた…
あれら事情説明である最期の言葉が、最後に取り戻した「坂田銀時」としての自我の精一杯だった、とか…
なんかそういうのつつきだすときりがない上に泥沼ですね。
*****
もう作画美しすぎてどうしたらいいのかわからなかったー
何度でも目に焼き付けに行くよ…
厭魅銀さんが三十路だと考えるとぞわっとする。
得体のしれない気持ちがこう、うーん…
ハッあれだ。近藤さんのあれだ。
「ムラムラします。」
三十路の銀さんとかムラムラします(真顔)
厭魅銀さんは出来るだけ誰にも白詛をうつさないように、仲間の誰にも会えなかったんだろうなって思うんだけど、「坂田銀時が生きてる」と知られたらみんな探しにきちゃうから絶対生存も匂わせないようにしてたと思うんだけど、
江戸から、離れられなかったと思うんだな。
仲間を思うなら地球の裏側にでも行けばよかったと思うんだけど、でも、厭魅銀さんを支えてたのは仲間の存在なんだろうな。あいつらがここで馬鹿やってる。一緒に馬鹿やってた。あいつらが生きてる。ここで。
江戸を離れることは出来なかったと思うんだよな。
その証拠に、「白詛は江戸を中心として爆発的に流行した」って本編中でいってる。
どの時点でターミナルがあんなんなってしまったのかはわからないけど、厭魅銀さんはかなり長いこと、数年はターミナル跡地にいたんじゃないかなって思います。
特に理由はない。しいていうなら、江戸の中心でかつ誰も近づかない場所ぽかったから仲間たちや何かに変わったことがあればすぐわかる+時間泥棒の稼働と五年前の坂田銀時を待ってるなら少なくとも江戸にいなくちゃわからない+ラスボスの住処としてはおあつらえむきかなって。
厭魅銀さんはもっとちゃんと自分の死を演出出来たと思うんだな。
「コンビニのトイレに行ったきり戻ってこなかった」なんて。
腹切ろうとして切れなくて、それきり厭魅に支配されて身体や意志の主導権ほぼ握られちゃったぽいけど。
厭魅銀さんは、源外さんに時間泥棒製作を頼んだっきり、ほとんど沈黙して五年待ってた。五年は長い。ホントに何のアクションも起さなかったのかとふと。アクション起こしたらぱちぐらなり誰かなりに見つかっちゃうかもしれないからひたすら息ひそめてたのかもしれないけど。でも。
厭魅銀さんが、「坂田銀時を殺したくなかった」と思ったとしたらどうだろうって考えました。
みんなが「死んだと思うけど、そんなはずない。生きてると思いたいけど、それも難しい」っていうジレンマに置かれること承知で
なんていうのか、一人称でよくいってる「みんなの銀さん」を殺したくなかった、のかな、とか
銀さんはみんなの銀さんなんです。みんながいてくれるから銀さん。だからみんなの中の銀さんを殺したくない。みたいな。
厭魅に浸食された姿やいきさつ知られたくなかったのは端的にいえば劇中の「こいつは俺の業だ」に集約されると思うんですが、
あのままでいたい。五年前の「坂田銀時」がいつまでもみんなの中に居るように。
みたいな臆病さというかええかっこしいな側面がちょっとあったとしたら…と。
まぁそういう夢想です。
それにみんなが知ってたら銀さんが白詛のキャリアだろうが何だろうが、おかまいなしに傍に居るに決まってますもんねーそりゃ隠すわ。ぱちぐらは傍を離れたりしないから。お互いを護りたいから傍に居られない厭魅銀さんと傍に居たいぱちぐらのジレンマ。これ劇場版抜きにしてもたびたびある気がします。
「傍にいる」といえば、ついったの大喜利でみかけたやつでこんなのありました。
「例えばお前等の好きな女の子が事故で脊椎損傷して首から下全く動かなくなって 何日も悩んだ末に泣きながら殺してくれと頼まれたらお前等うどんと蕎麦どっちが好き?」
「ずっとそばにいる もうどんなことがあっても離れない」
「たとえばお前らの好きな銀さんが十五年前から魘魅に感染してキャリアになってて、地球を滅ぼし五年も悩んだ末に泣きながらお前らに白詛うつす前に殺してくれと頼まれたらお前らうどんと蕎麦どっちが好き?」
「ずっとそばにいる。もうどんなことがあっても離れない」
完全に一致じゃないですかやだー…やだー…(自分でいっておいてダメージ)
そして「傍にいる」といえばPrayですよね…あのタイミングで流すのズルイですよね…
傍に居る たとえどんなに 悲しい夢だとしてもかまわない
君の涙に触れたいよ I pray 信じて
冷たい記憶の闇切り裂いて
あの五年間は悲しい夢だったんや…でも確かにどこかにあった「もしも」なんや
銀さんは涙を流しただろうか。
劇場版をアニメや原作に含めるか?といわれたら、アニメには含めます。でも、劇場版を経てアニメ一話があると考えてもいいし、考えなくてもいい。
あったことだと考えてもいいし、それはそれこれはこれで済ませてもいい。
どっちでもいいと思ってます。
劇場版の時間軸あれこれや世界改変や、記憶や何かについては、シュタインズゲートの「世界線」理論が非常につかえると思う。
シュタゲ知ってる人にしか通じないネタだけど、「つまり誰もがリーディングシュタイナーを持ってる」で結論づけられる。だからみんな記憶が戻ったし、あれは違う世界線の話だけど無関係ではないし、何もなかったことにはならない。そういう。
明日また4回目に行くので落ちますね。
行ったらまた新しい雑記をこしらえます。まだまだ吐き出したい感想はいっぱいある。
まだ記事途中なので四回目を観に行くまでつらつら増える。
順不同。箇条書き。
・沖田、逆刃刀だった!
・たまさんだと思ってみると、たしかに時間泥棒ちょっと華奢。銀さんと並ぶとよくわかる。
最初のトイレに時間泥棒連れ込むシーンで、銀さんと時間泥棒が肩組むそこらへん。
・時間泥棒=たま
もともとスペックの高かったたまさんを素体にして時間泥棒を製作したので、すなっくお登勢にいたたまさんはあんな姿形(中身はともかく器がモロに源外さん作だった・或いはあれはたまのバックアップ)だった。のかな。
時間泥棒は、源外さんの発明であると同時に、たまの「銀時様を取り戻したい」という願いがあって初めて完成したものなんじゃないかなっていう。
・「おや、懐かしい顔が来たね」「五年も経つと、ジジイはタヌキに、ババアはキツネになっちまうらしい」
お登勢さんは、源外さんが店を訪ねたあのとき初めてチンさんが過去から来た銀さんだってことを知ったんだろうなと。
それでもあの揺るぎなさは貫録である。ジジイとババアには勝てない。
・デコ出し土方の喫煙シーンのうつくしさよ
・五年後の新八神楽はどの時点で真実を知ったのか。
たぶんだけど、二人は、チンさんが銀さんだということを、わからないけどわかってたんじゃないかな。
銀さんちょいちょい失言してるし。「あのジジイが死んだらタイムマシンはどうなるんだよ!」とか。白詛まったく知らないとか突然出てきて銀さんの義兄弟だと名乗るとか。
そういうの拾ってけば、「チンさんは過去から来た銀さんだ」というのはおぼろげながら察せられる気がする。
ただし見た目がアレなので確信持てるまできっと意識には上がってこない笑
なんとなく、なんだけど。解釈のひとつでしかないんだけど。
ぱちぐらは、「五年前銀さんが消えたのは、五年後の今に飛ばされたからだ」と思ってもおかしくないんじゃないかな?と。
ターミナル跡地で時間泥棒と銀さんが消える=「まさか銀さんが過去を改変したから」と即理解できたのは、
万事屋再結成時の「俺なら時を返せるといったら?」の銀さんの発言と源外さん救出要請から、「銀さんは元凶を突き止めた後、源外さんに直してもらったタイムマシンで過去へ行き、歴史を変えようとしている」という理解に至ったから。
流石に銀さんが過去の自分自身を殺そうとしてるとはわからなかっただろうけど。
とりあえず自分たちの「世界」(歴史と言い換えてもいい)から銀さんが消えたのは土方と会話してわかったはず。
ここまでなら、つらいけどまだ大丈夫なんじゃないかなって思います。
つらいのはここから。
万事屋前で泣き崩れて、改変によって完全に記憶から銀さんが消えて、
そこに十五年間稼働し続け「その時」を待っていた時間泥棒が「たま」として現れる。
(「その時」というのは、過去改変が歴史として定着した時、って感じの意味です。
ひらたくいうなら、銀さんがみんなと出会わなかった世界が正史になり、上書き保存完了してぱちぐらの三位一体フィルムが消えた時)
たまがみんなの記憶を取り戻す。
あの三位一体があるならぱちぐらの記憶は戻るだろうし、
他のみんなに関しても、何かきっかけがあれば戻るのかなって。
そのへんは描かれてないだけで紆余曲折あったんだろうな~とか考えてもたのしいかもしれない。
改変前の記憶を持つ彼らは、
「結局あの世界で何が起こっていたのか?」
を、恐らくはたまの口から知ることになります。
「白詛とは何だったのか?」
「坂田銀時は五年前、何故失踪したのか?」
「坂田銀時は五年前、死んだのか?そうではないのか?」
「何故こうして世界は改変され、そして坂田銀時はこの世界にいないのか?」
ここらへんがツライ。
「白詛とは攘夷戦争中、星崩しの異名をとった傭兵集団“厭魅”が用いたナノマシンウイルスで、厭魅を直接壊滅させた坂田銀時はその際に手傷を負ったため戦時下で既にウイルスに感染していた。
あの世界でパンデミックを起こした白詛は、ウイルスのキャリアとなった坂田銀時から広がったもの。つまり、あの世界をあんな状態にしたのは坂田銀時」
「坂田銀時は五年前、それに気付き、故に自ら姿を消した」
「坂田銀時は五年前に死んではいない。五年間、ひたすら時間泥棒の完成を待ち続けていた。そしてあの世界に五年前のまだ何も知らない自身を召喚して事態を知らせ、既にウイルスに乗っ取られた自身の代わりに、十五年前に飛んで感染してすぐの自分を殺すように要請した」
「こうして世界は改変され、白詛は蔓延せず地球も江戸も壊滅などせず、故に坂田銀時はもうこの世界に存在しない」
ツライ。何だこれは。
たまが詳細をぼかして伝えたとしてもわかるもんはわかるだろうに。
ぱちぐら筆頭に、死んだと思っていた・そう思ってふっ切ろうとした銀さんが、
生きてあの五年後の世界にいて一人でそういう事情ぜんぶ抱えて江戸が地球が壊滅してくのをただ見ててずっと見てて、
(それが銀さんには耐えがたいものだったと恐らく痛いほどわかる)(死のうとしても死ねなかったんだろうなというのもわかる)
そしてその五年後の銀さんをとうとう救えないままだったということを、
きっと理解してしまうんじゃないかと思うと。
まさか、五年前から呼ばれた銀さんが、五年後の銀さんを手にかけたということまではわからなくとも、五年後の銀さんがそうさせたというのをわからなくとも、(わからないと思うそんなの)(そんな発想出来るもんじゃない)(わからなくていいと思う、誰も)
自分たちの五年を振り返り、どこかで銀さんも同じ五年を生きていたんだと、そう思うことがあったとしたら。
なんかもうつらいしか言えません。なんなのあの劇場版における仮想五年後は。何をどうやっても誰もがつらいわ。映画主要メンバーでそこまでつらくないの真撰組ぐらいじゃないか。
・五年後の厭魅銀さんが五年前の銀さんに自分を殺させようとしたのは何故か
これ、五年後の厭魅銀さんがあそこで死ななければならない必然性って、何でしょうかね。
罰を求めていたとしか思えないんですけど。
だってもう白詛蔓延してるからキャリアいてもいなくても正直あんま変わらないっていうか手遅れだし、
五年前銀さん呼んだならもう事情明らかにして十五年前に飛ばせばいいだけだし。
そうまでして死にたかったのか、と
思うとかなしくなる。
厭魅に乗っ取られて身体の自由が効かなくて、「自我を浸食されながら」みたいな発言あったから銀さんじゃなくて厭魅として動いてて、待ち続けた五年前の自身が来ようがとりあえず襲うくらいの行動しかできなかったのかもしれないと考えるとそれもまた…
あれら事情説明である最期の言葉が、最後に取り戻した「坂田銀時」としての自我の精一杯だった、とか…
なんかそういうのつつきだすときりがない上に泥沼ですね。
*****
もう作画美しすぎてどうしたらいいのかわからなかったー
何度でも目に焼き付けに行くよ…
厭魅銀さんが三十路だと考えるとぞわっとする。
得体のしれない気持ちがこう、うーん…
ハッあれだ。近藤さんのあれだ。
「ムラムラします。」
三十路の銀さんとかムラムラします(真顔)
厭魅銀さんは出来るだけ誰にも白詛をうつさないように、仲間の誰にも会えなかったんだろうなって思うんだけど、「坂田銀時が生きてる」と知られたらみんな探しにきちゃうから絶対生存も匂わせないようにしてたと思うんだけど、
江戸から、離れられなかったと思うんだな。
仲間を思うなら地球の裏側にでも行けばよかったと思うんだけど、でも、厭魅銀さんを支えてたのは仲間の存在なんだろうな。あいつらがここで馬鹿やってる。一緒に馬鹿やってた。あいつらが生きてる。ここで。
江戸を離れることは出来なかったと思うんだよな。
その証拠に、「白詛は江戸を中心として爆発的に流行した」って本編中でいってる。
どの時点でターミナルがあんなんなってしまったのかはわからないけど、厭魅銀さんはかなり長いこと、数年はターミナル跡地にいたんじゃないかなって思います。
特に理由はない。しいていうなら、江戸の中心でかつ誰も近づかない場所ぽかったから仲間たちや何かに変わったことがあればすぐわかる+時間泥棒の稼働と五年前の坂田銀時を待ってるなら少なくとも江戸にいなくちゃわからない+ラスボスの住処としてはおあつらえむきかなって。
厭魅銀さんはもっとちゃんと自分の死を演出出来たと思うんだな。
「コンビニのトイレに行ったきり戻ってこなかった」なんて。
腹切ろうとして切れなくて、それきり厭魅に支配されて身体や意志の主導権ほぼ握られちゃったぽいけど。
厭魅銀さんは、源外さんに時間泥棒製作を頼んだっきり、ほとんど沈黙して五年待ってた。五年は長い。ホントに何のアクションも起さなかったのかとふと。アクション起こしたらぱちぐらなり誰かなりに見つかっちゃうかもしれないからひたすら息ひそめてたのかもしれないけど。でも。
厭魅銀さんが、「坂田銀時を殺したくなかった」と思ったとしたらどうだろうって考えました。
みんなが「死んだと思うけど、そんなはずない。生きてると思いたいけど、それも難しい」っていうジレンマに置かれること承知で
なんていうのか、一人称でよくいってる「みんなの銀さん」を殺したくなかった、のかな、とか
銀さんはみんなの銀さんなんです。みんながいてくれるから銀さん。だからみんなの中の銀さんを殺したくない。みたいな。
厭魅に浸食された姿やいきさつ知られたくなかったのは端的にいえば劇中の「こいつは俺の業だ」に集約されると思うんですが、
あのままでいたい。五年前の「坂田銀時」がいつまでもみんなの中に居るように。
みたいな臆病さというかええかっこしいな側面がちょっとあったとしたら…と。
まぁそういう夢想です。
それにみんなが知ってたら銀さんが白詛のキャリアだろうが何だろうが、おかまいなしに傍に居るに決まってますもんねーそりゃ隠すわ。ぱちぐらは傍を離れたりしないから。お互いを護りたいから傍に居られない厭魅銀さんと傍に居たいぱちぐらのジレンマ。これ劇場版抜きにしてもたびたびある気がします。
「傍にいる」といえば、ついったの大喜利でみかけたやつでこんなのありました。
「例えばお前等の好きな女の子が事故で脊椎損傷して首から下全く動かなくなって 何日も悩んだ末に泣きながら殺してくれと頼まれたらお前等うどんと蕎麦どっちが好き?」
「ずっとそばにいる もうどんなことがあっても離れない」
「たとえばお前らの好きな銀さんが十五年前から魘魅に感染してキャリアになってて、地球を滅ぼし五年も悩んだ末に泣きながらお前らに白詛うつす前に殺してくれと頼まれたらお前らうどんと蕎麦どっちが好き?」
「ずっとそばにいる。もうどんなことがあっても離れない」
完全に一致じゃないですかやだー…やだー…(自分でいっておいてダメージ)
そして「傍にいる」といえばPrayですよね…あのタイミングで流すのズルイですよね…
傍に居る たとえどんなに 悲しい夢だとしてもかまわない
君の涙に触れたいよ I pray 信じて
冷たい記憶の闇切り裂いて
あの五年間は悲しい夢だったんや…でも確かにどこかにあった「もしも」なんや
銀さんは涙を流しただろうか。
劇場版をアニメや原作に含めるか?といわれたら、アニメには含めます。でも、劇場版を経てアニメ一話があると考えてもいいし、考えなくてもいい。
あったことだと考えてもいいし、それはそれこれはこれで済ませてもいい。
どっちでもいいと思ってます。
劇場版の時間軸あれこれや世界改変や、記憶や何かについては、シュタインズゲートの「世界線」理論が非常につかえると思う。
シュタゲ知ってる人にしか通じないネタだけど、「つまり誰もがリーディングシュタイナーを持ってる」で結論づけられる。だからみんな記憶が戻ったし、あれは違う世界線の話だけど無関係ではないし、何もなかったことにはならない。そういう。
明日また4回目に行くので落ちますね。
行ったらまた新しい雑記をこしらえます。まだまだ吐き出したい感想はいっぱいある。
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