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愛は瞳から生まれ、胸に落つる。
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本家のお題がるろ剣でしたね。がっつり見てきました。やっぱ剣心すきだな。

余談ですけれど。わたしのおじさんの職場のひとの甥が和月氏です。だからといって接点はないですが。
同郷ですしね。弥彦の名前の山には小中の遠足でよく登ったよ。

はじめて買ったジャンプにも載ってたなぁ、るろ剣。青紫が御庭番衆四人の首を持って高いとこから見下ろしてるところで、えらいびびった覚えがある。
純だったの!まだその頃はかわいかったの!だから、うおっグロっ!、とか思ったの。
今じゃ、エログロだったらりつかのところへ行け、扱いですからね。何がどこで間違ったのか。

そして以下、るろ剣とぎんたまとDグレについてのいらない考察。


まずDグレとぎんたまについて整理してみたり。

えーまず主人公の共通点。
①白髪(銀髪)
②異名持ち
③食生活にかたよりがある。(大食いと甘党)
④天涯孤独(親代わりはいるものの死別)
⑤殺すのは人間以外のもの。(姿が人間に近くても)

作品の共通点
①ヒロインがチャイナ娘。(そしてともに兄持ち)
②仮想19世紀(Dグレ→これは公式。ぎんたま→幕末でもないし現代でもないからこれは推定)

でも時代に関してはいまいちわからないよなぎんたまの場合。もしかしたらそれこそ「現代」で、21世紀かもしれないし。世界大戦抜かして現代に直結させてもなんだかなぁな気もするし。なので一応「仮想」19Cってことで。

剣心にからめると。
剣心が人斬り抜刀斎として刀を振るったのは15~19までだと原作にあります。恐らく銀さんが戦争してたのもその頃。十代の後半が主だと思われるし、これを肯定するだけの材料は特にない。
対してアレンは今推定ながらも15歳。アレンがしんどい思いして戦争するのはこれからみたいですね。年齢的にかぶるし。
剣心は贖罪がテーマとなっている。アレンもこの傾向がある。そして二人ともに「贖罪のためだけではない」ところがポイント。
対して銀さんは贖罪のしの字も覗かせない。原作の雰囲気もあるし、かといってそれだけでもない。

二つ名について。
三者の中で、アレンの二つ名だけが物騒じゃない。剣心と銀さんは物騒。かなりの虐殺に裏打ちされた名前だから。アレンの二つ名はむしろ救いにもなり得る。だから、決定的に違う。
剣心も、「旧時代を打ち壊す」って意味。銀さんもたぶんそう。剣心の作中で「緋村の剣は、旧時代を壊すためではなく新時代を守る・もしくは創るためにこそ振るわれるべきであった」と桂さん(!)がおっしゃっている。銀さんの剣もその類なんじゃないかな。

あとは、剣心と銀さんの共通点も。
二人ともに刀を持ってない。剣心は逆刃刀。銀さんに至っては通販の木刀。(それをいうならアレンは武器を持ってない。アレンは自身の腕自体が武器。あるいはバクちゃん(違)の言葉を借りるなら「アレン自身が武器」)
飄々としてる。流れ者。居場所を定めずにやってこうとするところがある。でもうっかり失敗して、居場所みたいな家みたいなものがあったりしてる。「昔の馴染み」的な存在が欠かせない。
剣心にとっての斎藤。敵、なんだけど憎しみはなかった。好敵手、なんてこそばゆいものじゃない。仲間でも同志でも友達でもなんでもない。でも、まあ腐れ縁的馴染み。
銀さんにとっての桂、高杉、坂本もそう。これは三者三様の意味の違いが実のところある。
でも銀さんにとっての敵はどっちかっていうと憎しみがこもってて、かといってほんとに憎かったのかというと、それは天人に対してじゃなくて世界とか自分に対してだったかもしれない。(この部分書いたの紅桜編の前なんだよねひっぱりだしてきたらこんなの書いてあってびっくりしたよ!)
→桂。腐れ縁。仲間?同志?ともだち?
→坂本。互いが互いにとっての空。或いは坂本にとって銀さんは港。(戦うおとこには港が必要なのよ、的な)この二人はどっちかっていうとともだち。仲間、でもいい。
→高杉。未だにつかめない。けど、「同志だの仲間だのそんなに甘っちょろい関係じゃねーんだよ、俺たちは」っていう原作での発言も相まって、なんかしらの執着はある。或いはあった。

あ、あと二人とも長州派維新志士!(空知は長州派がどうとかとまで考えてない気もするけれど)

アレンと剣心の共通点。
師匠の存在。これは大きい。親代わりになるつもりもなれるつもりもないんだけれど、俺様的性格がたまらない。そして強力無比に強いとこも。銀さんにも先生がいたみたいなんだけど、まだ明らかになってないのでとりあえず保留。個人的には女性だと思うんだけどな…しかもアレン・剣心の師匠とは違う性格。むしろもっと穏やかな。
何が一番痛いって、銀さんの口から先生のことを一言も聞いてないとこが。

上記の剣心と斎藤の関係はそのまま銀さんと真撰組にも当て嵌まる。それも土方に当て嵌まる。結局戦争を知らないんだみたいな意識を土方は持ってるといい。経験値の違いを、実践を重んじる喧嘩師だったからこそこれ以上なくわかるといい。銀さんは実戦で土方は実践。そんな溝があるといい。
年齢的に5つ以上は離れてないと踏んでるんだけれも、子供のときの5つってでかいからなあ…土方は戦場には行ってないだろうな。近藤さんの道場にいたのだし。
道場に転がり込む前に参加してたってのは年齢的にも無理がある。それに、戦争参加者を長官直属の部隊にいれるほど、幕府はあまくないと思う。危険因子ははぶくだろう。

アレンや剣心と違って、銀さんは不殺の信念持ってんのか持ってないのか。紅桜のときの春雨で、わりとばったばった天人斬って(しかもあれ恐らく殺して)たし。
アレンは言葉にしてるし(「僕は人間を殺すためにエクソシストになったんじゃない」的なことを。ロード編の後に)、剣心は刀っていう形にしてる。あの木刀がそのしるしだ、って云っていえないことはないんだけれど。
覚悟があるなら殊更にひけらかすことはない。だから銀さんは滅多に本音を言わないしたとえ言ったとしても肝心なことに本音を言うかというとあんまりそうではなかったりする。本音ではなく、言ってることは全部本気だと思うのだけれど、本気であっても本音ではない、みたいな。第一希望と将来の夢の違いっていうか(なんだそれ)
うまい語彙がない。本当のことを言ってはいるものの、それがすべてではないもどかしさ。それをどうするつもりもない銀さん。気付くやつは気付くさっていう。それでいいのさっていう(なんて妄想)
そういうのが、無名の人であってもよしとしてしまう彼の在りかたの所以じゃないかな。

珍しくDグレカプ語りをば。
私はアレン受け派です。ていうかそれならほもえろのぐちゃぐちゃでも鬼畜でも読める。甘いのはちょっと抵抗あるのは同様だけど。
神アレすきです。が、ラビアレもいい。ラビ神もいける。師アレなんかも結構すき。(結局節操なしだろうがお前)
けれどもキャラ同士のつながりかたを見ると、ちょっと考えなおしたり。

神田とアレンは、たぶんどうあってもくっつかない。神田はその気があっても自覚足りないし、アレンは神田とそういうことになりたがらない。神田はナチュラルに嘘を許さないから。アレンは嘘が身体にしみついてそうだから。
その点でアレンが好感抱きそうなのはラビ。ラビは笑って嘘つくタイプ。アレンとおんなじで、でもまあ似て非なる嘘つき。年の功でラビにどうにかしてほしいような気持ちがどっかにあって、それを見透かしてほんの少しだけ与えるみたいな策士のラビ、ていうのもあり。

…こういういらない考察が前提にあるから単純にカプ萌えできないんだよ理性がストップかけるんだよ。なんだよもっと柔軟に行こうぜ!もっとホモノマで猛進しようぜ!(とかいってるから節操なしになるんだよ)

師匠について。
アレンの師匠は、あれは剣心の比古さんみたいなひと。①生活力なくて②俺様で③激烈に強い。このひとみたいな側面を、銀さんやハチクロの森田さんも持ってると思うんだ。あ、あと榎木津。榎さんはこれはもうあからさまに。でも色々と違うけど。
まず銀さんも森田さんも生活力がない、と見なされがち。実際にはひとりでどっか知らない場所にぽんと放り出されても、なんとでもなるタイプ。弱いところを見せるのがうまい。銀さん森田さんにしろ、師匠コンビにしても榎さんも。
世話女房な誰かがいつのまにか隣にいて、「ほんともう駄目なんだから」みたいにして何とかかんとか奔走してくれるような。意図してるわけでもないのにそうなってしまう。
銀さんの場合は昔=桂、現在=新八みたいだけど。
森田さんは…みんな、かな。特定の誰かというより、みんながどっかで思いにとめる感じで。
師匠ふたりなんかは、アレンに剣心に、ともかく弟子に。
榎さんは…和寅、益田、…関口、木場? 世話をやくのはいいおとなだからしてはやらないんだけれど、でもなんか、そんな感じ。そして京極堂とはそれぞれに対して補完の関係だって、新刊でいってた。
ふたつめは、俺様的性格。自分ってもんがあるから何がどうなっても大丈夫よって、そういうことを体現してるって意味で。
師匠コンビは、まごうことなき俺様。榎さんもこういう面ある。
銀さんはいつもは緩めといて、いざってとき亭主関白っていうか漢っていうか、そういうとこ垣間見せる。それが、彼の「俺様」。
森田さんも銀さんと似たようなとこあるな…つまりは自分信用できるから、他のことに頼らなくてもなんとかなりますっていう。助力なき状況…逆境?に強い。
「俺余裕ありますなんて看板下げとくほど持ってるわけじゃないけど、でもいっつも緩めてっから大抵もことあっても許容も対応もできますよ」っていう。
みっつめの強さ。これはもう、各作品の中で最強なほど。あ、アレンの師匠はわからないかまだ。
比古さんと銀さんと榎さんは最強。喧嘩の腕っぷしは。森田さんはわかんないなあ…でも必要なさげな世界にすんでるので。
強いのは、ありきたりの言い方だけど「心」。精神力っていうか、なんていうか。
さらっと戦わずして言葉で勝ってしまうような。口喧嘩とかの意味ではなく、ひとに響かせる言葉持ってるって意味で。
優れた将は戦わずして勝つし、戦おう勝とうとした時点でそのひとは負けている。
戦おうとするってのは、敵を定めるということ。それは駒になるってこと。盤上の駒に成り下がるってのは、具体的な目の前のものだけ見て、大局的な視野を放棄する側面もある。だから敵は定めないほうがいい。見誤ることのほうが多いから。
師匠たちやなんかはそういうふうに先を見越してるひとたちなんじゃないかと。そして榎木津なんか直線だからいちばんわかりやすい。自分と敵だけをつないでるからその直線は迷わないし間違わない。

贖罪について。
アレンと銀さんは償いだけで生きてるんじゃない。それはどっちかっていうと剣心もそうなんだけど、けど心もちの観点においてどっか違う。アレンは剣心に近い。贖罪の念もたしかにある。それを抱えてなお、そのためではなく生きる。年齢を考えると驚くほど乗り越えてる、というか乗り越えすぎ。もっと悩んでてもいいのにね青少年!
剣心の物語は、罪悪感=罪の意識の発露から、選びうるもっとも酷で最善の贖罪の方法、まで。

アレンもそういう感じ。けどアレンの場合はそれをある程度含んで、ストーリーが進行していくのに従ってまた残酷な経験を蓄積させてく。ほぼ確実な予想ながら、アレンの刻印はもっと濃く深くなるだろうなぁ。その懊悩を思いをどうするかが見物。最近の展開で結構出たっぽいですけどね結論!右手と左手をそれぞれに捧げるって。

銀さんは見たところ贖罪とかと無縁に生きてる。けどもしかしたらアレンより剣心より最も困難な、「平凡」に「普通」に「凡庸」に生きてる。それが一番難しい。現状が平和なのが他のふたつとの違い。そうでもない裏も読めるんだけど、やっぱり原作至上主義なので。

銀さんの年齢は剣心よりひとつふたつ年下なんじゃないのかなあ。もしくは同年代。でも銀さんがある意味いちばん困難な道を選んでるのはやっぱ性格の違いが大きい。
剣心にしろアレンにしろ中性的だ。でも銀さんは男。そこにも違いがありそうなんだけど。


うっわー……また恥ずかしい語りぶちかましてしまいましたよっていうかどうしてこんなに長くなる。収拾ついてないぞコラァとかつっこまないでくださいアヒィ(変な声出た)
まだ保留事項がいっぱいあるので…ああ、そういえば、紅桜編で毎週ひとりでひっくりかえってたのは去年の今頃なんだよなぁ。信じられないなぁこの間のような気がしてるよ。

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