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愛は瞳から生まれ、胸に落つる。
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18話までは腐るほど観たけど25話からはそんなにまだ観てない。ので、テレスペ。

引き続きルパン感想です。鉄は熱いうちに打て。





観た順番じゃなくて、時系列でもなくて、製作順で。
忘れてることもありそうだけど、思い付いただけつらつらと。


・「バイバイ・リバティー・危機一髪!」1989年 第1作
この時代にコンピュータウイルスの話ってすごいな。
ヒモ生活を満喫するルパン、先達を立てる次元、修行のつもりが修行になってない五右ヱ門。
イザベラて複雑なひとだなぁ。組織に狙われるか弱い女、世界征服を企む秘密結社の幹部、類稀な科学者、自己催眠の世界に入れるスピリチュアルな女性、誘惑者、そして母親。象徴としての自由の女神。
五右ヱ門の「女に弱い→女に騙される」図式はここらへんから来てるんじゃないか、と思ったけど、そういや五右ヱ門はアニメで登場したときから不二子ちゃんに騙されてたな!


・「ヘミングウェイ・ペーパーの謎」1990年 第2作
西部劇の風味がつよくていい感じ。
五右ヱ門と次元が敵対組織に雇われて一騎打ちとか滾る。八百長はうける。遠くからみてたルパン並にわらった。
“ルパンファミリー”だっていう自覚が彼ら自身にもあるんだな、っていうか。プロなのでもっとシビアな「顔見知りでも敵対するならば」って面がつよいんだろうなって思ってたら、そうでもなかったというか。
別に利害が衝突してはいなかったので、そこまでする必要がなかったんだろうな。属してるところに義理立てする気もなかったみたいだし。いや真実属してる“ルパンファミリー”に義理立てしたのか。
四人が別々に雇われたり動いたりするの、すきです。
次元があのバイクの群れの騒音の中からでもルパンの合図の指笛を聞き分けてアイコンタクトしてやってくるっていう。しびれる。
クレイジーマッシュはいい感じにいやな奴でこれもまた。
この話、最近の話よりうまい具合に「嫌な話」だな、と思ったのが、カルロス大統領とコンサノファミリーのドンが、敵対したり手を組んだりを大したことだと思ってないところでした。
何年も戦争ごっこしてるけど、互いにどっか兄弟喧嘩みたいな認識で、それによってひとつの島の文化や住人を蹂躙してることや人死にを何とも思ってない。ゴミみたいなものだと思ってる。いや、そういう認識すらしてない。不二子が秘書についた武器商人もそんな感じだったので、これは時代のカラーなんだろうな、と。今きっとこういう話は作れない。よくも悪くも。
義理人情に拘って卑怯者相手に一騎打ちを望む甘ちゃんな次元と、断られても拒絶されても助けに来るルパン。これ助けなかったら何度死んでたか。
死の商人に取り入る不二子ちゃんの有能さが流石の一言に尽きる。


・「ナポレオンの辞書を奪え」1991年 第3作
…ルパンが何故モテるのかわかった。押すべきところで押すからだ@結論
時々っていうか大概押しすぎて引かれるぽいけども。不二子ちゃん然り。
いやモテるか?っていわれると、うん、原作では百戦錬磨ともきいたし。ほんとに引くべきところでは引くし。でも押せ押せだし。つよく押されて、遊びの男ならいいよ?って誘いに乗って、最後別れるときにはこっちがちょっと本気になっちゃうタイプかな、なんて。いやどうだろう。
話ずれた。
ルパンはレースすきだなぁ。
冒頭の…ルパンと次元の「お前の女(ワルサー)貸してくれ」会話にもだえる。「いいけど変な癖つけんなよ?」「優しくするさ」って。おまえらわかってやってんだろくそー堪えらんないわその会話!っていう。
五右ヱ門の任侠映画はまりをすぐ見抜いて乗っかってやれる次元は、やつもマカロニウェスタンがすきだから、つまり似てるんだと思う。クラシックな男ども。


・「ロシアより愛をこめて」1992年 第4作
全部すっとばしていちばん印象深いシーンが最後にルパンがこころが読める男の眉間を撃ち抜く場面。
原作では「悪党」だってわかってるけどアニメではなるべく手を下さない方向で作ってるのに、躊躇なく殺人したので。さらっとしてたのでかえって凄味を感じた。それがルパンだ、というか。
ルパンと次元の銀行強盗。よく見る風景だけどおもしろい。
頭取…支配人?も裏の稼業の品と秘密さえ守れれば、その仁義さえ通せればいいんだ、っていうのがよかったです。なんかああいう、悪人か否かに関わらず、「ある特定の人間にだけ通じる符丁・約款」が存在し、その存在を知りつつも黙認する・守る、っていう姿勢、いいなぁって。昔堅気の考え方かな、これ。


・「ルパン暗殺指令」1993年 第5作
銭形のとっつぁんの意気消沈っぷりに付き合ってやるあたりがまた…
冷静に考えるとすごく不思議な関係。「銭形のとっつぁんを俺の捜査に戻すために、今のおしごとを片づけてやっちゃいましょう。ついでに相手の資産もいただきましょう。だからとっつぁんも手伝ってね」って…いやこんなふうに明言してはいないんだけど。そういうことだろう。
そしてとっつぁんも素直についてくるっていう。協力もするっていう。どういうことなの。
ルパンととっつぁんは互いがすきすぎると思う。変な意味じゃなくて。
「もし銭さんが泥棒になったら誰も追いつけないくらいすごい」は原作の話らしいんだけど、もし、もしもの話、銭さんが泥棒だったらルパンと手を組むだろうか。それともライバルになるだろうか。
ライバルかな…
ときどき共闘しつつファミリーには入らない、でも危なくなると助ける、けど基本は商売敵。うん、こんな関係もありえた。銭さんが銭形平次の子孫でなければ!なんちゃって。
次元+女=女は死ぬ、の図式は五右ヱ門が女に騙される図式くらい公式と化してると思うの。
アニメ2ndでも、次元の過去絡みの人間は大体死ぬらしいし。ちょおまえ、どんだけー。過去の相棒と一騎打ちとか過去の女が現れて死ぬとか、どんだけー。新しく出会った女とちょっとロマンスすると死ぬとか、どんだけー…
ルパンファミリーの女運の悪さ異常。というか五右ヱ門はウブすぎるし、次元はハードボイル道突き進み過ぎて女不幸にするタイプだし、ルパンははっきりいうと手に入れた「お宝」に執着しないからなぁ。
次元は土方と同じにおいがする…己の道突き進み過ぎて女を不幸にするにおいが…そして女は「不幸じゃないわ。あなたと出会えたんだもの」といって死んでゆくイメージが…おいおい…
この話のカレンも結局死んでしまうし。でも次元が泣くなんて他では見なかったな。常に背中で泣く男だから。


・「燃えよ斬鉄剣」1994年 第6作
不二子ちゃんがほとんどルパンを裏切らなかったので意外だった。
潜水艦のうえでひとりだけ命乞いしたのは、裏切りかっていうと、裏切りなんだけど、自分の命は自分で助ける、っていうのにみえた。だからルパンもある意味では不二子ちゃんを安心して放っておけるんだろうなっていうか。
守ってやらなきゃダメなばっかりの女とは、ルパンも付き合えないだろうなー、って。自分の命は自分で守る、欲しいものは甘い牙を使ってでも奪う、簡単には死なない。そうやって知らないところでも勝手に生きてる不二子ちゃんだから、しばらく会わなくたって、騙されたって、ルパンは笑ってるんだろうな、なんて。
今回の五右ヱ門は惚れっぽいっていうか昔馴染みの娘っ子に騙されたんだから、これ不可抗力だよねと思いました。色香に迷って肩入れしたんじゃないところがいい。


・「トワイライト☆ジェミニの秘密」1996年 第8作
今さっき観た!クリカンルパンだった!
あんまり気にならないけど、シリアス演技のときに違いがわかる…気がする。
青いシャツに白いスーツのルパンって新鮮だなー、似合うなー、と思ってみてました。暑いぽいから木綿かな?ああいう普通の配色でも似合うなー。普段が赤だったりピンクだったり緑だったりと派手すぎるんだ。奇抜なのもいいけど普通のも悪くないなぁ。ぜんぜん締まってはみえないけど。何着てもルパンは「ルパンっぽい」と思ってしまう。
話はルパンっぽくない感じでしたけど、インディ・ジョーンズっていうか、冒険譚って感じで、こんなんもアリかなっていう。
ちゃんと最後に冒頭の親爺さんのところに戻るのがいい。お話には結末をつけてほしい派です。ああしてやっと終わった、って感じがしました。
財宝があったって民族闘争は終わらないとか、不粋なことをいうつもりはないんですが、更には王権の正当性とかいいだすと泥沼だよとか、そういうことをいいたいわけでもないんですが。
そういう意味であの国の問題も何も解決はみないんだけど、だからあの老いた裏社会のドンで話をしめるのがいちばん収まりがよかった。そしてドンの渋いことまぁ。


・「EPSODE:0 ファーストコンタクト」2002年 第14作
これは10割ルパンの嘘でもいいし、話は嘘だけど要点は合ってるとかでもいい。あの銀行?を狙ってることとか、次元に銃を向けられたことがあるとか、そういう。
原作準拠ならあれは10割ウソですよねきっと。でも、あの話の中だけ、あれが「ホントの話」でもいいです。おもしろいから。
よく動くし、(わたしにしては珍しく)このキャラデザと作画いいなぁなんて見惚れてしまいました。ルパンと次元かっけぇ。不二子ちゃん色っぽい。
ルパンと五右ヱ門の車上の対決とかは1stの対決手段を踏襲してて、嘘なんだけど嘘じゃない、ほんとなんだけどほんとじゃない、そんな感じが出てました。
次元と五右ヱ門の対決がまたいいんだ…
ルパンと次元の関係もいいなぁ。ルパンが口説く側っていうのも、らしい。
利害をとってシェイドについた不二子ちゃんが、真実を知って最後にシェイドを撃ち、仇を取り、短い間の恋人の遺品を床に落とすのが、利に聡い彼女らしくない、でも不二子らしい筋の通し方だった気もします。騙したり裏切ったりするけど、常に彼女に嘘はない。そういう。


・「盗まれたルパン コピーキャットは真夏の蝶」2004年 第16作
「ルパンにとって最高の相棒であり恋人」の女盗賊って。しかしひと夏限定。その後の消息を知らない。すごい密度だな。
ルパンが父親でも不思議ではないような、どうだろう。どっちでもいいと思う。
2ndとか観てると「そのお宝?決まーってる、“ルパン・コレクション”に加えるんだよ」っていって、売り払ってお金にかえたい不二子ちゃんと利害が衝突するのを度々見てるんだけど、実際には“ルパン・コレクション”はあるのか、ないのか。
まったくないわけじゃないけど、不二子ちゃんやマルコヴィッチが思うようなものではないような気もする。ルパン本人の、こういうとあれだけど、思い出の品、っていうか。記念品みたいな。そういうものはいくつかあると思う。価値はそうでもないけど手放せないもの、とか。文化的価値がありすぎてその文化の歴史を塗り替えそうだからこっそり秘蔵しておいたほうがいいもの、とか。そこまでじゃないけど、じいちゃんの「盗術」の本とかね。


・「天使の策略~夢のカケラは殺しの香り~」2005年 第17作
ごめんwww微妙wwwww
原作では「女子供と警官は殺さない」ことを課してるらしいルパンが、エミリーを射殺したのが、ああ珍しいな、と思った。
とっつぁんは相棒に恵まれないなぁ…実はとっつぁんのスペックも充分常人離れしてるからなぁ。アニメではあんまりそう描かれないみたいだけど。


・「セブンデイズ・ラプソディ」2006年 第18作
とっつぁんがフィアットの発車音だけでルパンを察知する耳といったらもう。
ルパンと次元の打ち合わせ人形劇→前祝い→氷がない→一緒に買い物、までの流れがすきすぎる。おまえら仲いいな。
声優が豪華すぎて吹く。津嘉山さんと立木さんが出て来てるのでもう何しゃべっても吹く。しまいには玄田哲章さんまでしゃべりだすのでもうだめ。すきすぎる。違うキャラがよぎる。
過去回想が次元+女=女死亡で更に吹いた。またか!
最初に結末を出してきて、そこに至るまでの過程を描く、みたいなのすきなんです。最初と最後がつながる感じが。エピローグがちゃんとついてる「トワイライトジェミニ」の余韻がすきなのはそれもある。
ルパンvs次元はいいなぁ。間に立って「そんなことしてる場合かお前ら!」ってぜんぜん深刻にとってないとっつぁんの二人に対する信頼感がすき。


ここまで!


「昔観たなーあれ」っていう作品もあるんですが、今見直してないので棚上げ。
もっとこう、「あーあそこの動きがすき!」「絵がいい!」「あの掛け合いが!」とかいいたいことは山ほどあるわけですが。
きりがないので、思い出せる部分、いいたいことだけ抜粋しました。

実は…評判いいのをなるべく後にまわしてます。
「ハリマオ」「ワルサー」「炎の記憶」「愛のダ・カーポ」「1$マネーウォーズ」「アルカトラズ」「お宝返却」…
観たいけど観ないでいたい。
すきなものは最後に食べる派です。
映画とOVEも気になる気になる。
「風魔一族」「DEAD OR ALIVE」「ノストラダムス」「GREENvsRED」…
緑対赤は、なんか賛否が激しいので、観るのがちょっとこわいです。賛否っていうか、困惑?でもあまり詳しく調べてない。観て疑問に思ってから調べたい。

「カリオストロの城の後、ルパンを悪人として描きにくくなった」という話をききました。
テレスペの後半がそういう作り(女の子と出会ってその子を助ける)になってるのも、ああみんなカリ城みたからそのイメージっていう枠があるんだろうなっていう。
たぶん原作はピカレスクロマンで、テレスペは義賊で、アニメ1st~3rdはその間を行ったり来たりなんでしょう。いやアニメは裏社会や泥棒稼業の話かな。
出会ったゲストヒロインのために動くのも寅さんぽいっていうか。
どれもルパンだっていうか。あんまり厳密な目で観てないです。たのしく観れるファミリーアニメ路線なら気負わないでごはん食べながら観れるし、ハードボイルドなアダルト路線なら夜中に電気けしてひとりで観るし。
作画も対してこだわらないし。いいならうれしいし、変わっててもそういうもんかって感じだし。

「たしかに原作準拠なんだけど作画崩れが酷い」っていうアニメ3rdも、ちゃんと内容みると原作寄りだからいい話が多いよときいて、なら問題ない!と思いました。まだ全然観てないのに(笑

渋い路線の1stもまた借りてきたいなー

大衆向けで夕方の再放送で観てた2ndは着々と観つつありますが、如何せん先が長い。
あと2ndの人気回は大体次元の話か原作に忠実と聞いて、まだ観てないのばっかりでたのしみすぎる。
「国境は別れの顔」「荒野に散ったコンバット・マグナム」「バラとピストル」「次元に男心の優しさを見た」「次元と帽子と拳銃と」「ターゲットは555M」…ぜんぶ次元話らしい。おいすごいな。
「さらば愛しきルパン」「死の翼アルバトロス」「五右ヱ門危機一髪」…ここらへんも2ndのベストエピソードのランキングに入ってたな。

今まで観たなかだと、

10話「ファイルM123を盗め」
16話「二つの顔のルパン」
32話「ルパンは二度死ぬ」
38話「ICPOの甘い罠」
42話「花嫁になったルパン」
44話「消えた特別車両」
46話「ルパンお高く売ります」
48話「非常ベルにルパンは笑う」

あたりが非常にすきです。ベタやな!笑

26話「バラとピストル」、既に観てるんだけど、いやすきなんだけど、正直観てらんなかった(笑
ああまた騙されてる…次元+女=女死亡、だよ…!
ハラハラしました。でも上記の公式は最早、様式美と化してるからね!
…っていうかロマンチストが裏切られて騙されるのがみてらんなかった。くそう、わたしそんな柄じゃないのに。お人好しが騙されて捨てられるのとか割とアハハと笑ってみてる系なのに。なんでこんなに居たたまれないんだ。もしや思ってるより次元がすきなのか。いやすきだけど。
ルパンvs次元は正直たぎりました。弾or銃にキスする次元の原点はここにあるんじゃないか。

こうして列挙してみると、自分ルパンすきやな。
うっわかっこいい!て素直に思う頻度はルパンと次元同率一位くらいだと思う。アニメではルパン、テレスペでは次元に軍配があがるかな。だってあのオッサンたちかっこつけ慣れてるんだもん。照れる。
五右ヱ門と不二子ちゃんにはなごむ。そしてとっつぁんがすきすぎる。
ルパンと不二子ちゃんがいい感じに競ってたり絡んでたりするのすごくすき。信用してないけど愛してる、とかもう。

上記の他の話は個別にまた感想あげにくるときにでも詳しくつらつらしゃべりたい。
だいぶテレスペからずれた。

そろそろジャンプが出るので本誌の話もしたい。
…今月半ばから月曜にリアルタイムであにぎんを観られなくなりそうです。うっ。
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