愛は瞳から生まれ、胸に落つる。
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先週のジャンプを読み逃したので今日はホームズの話です。
今週こそは!月曜にジャンプを読む優等生におれはなる(抱負)
カテゴリは厳密には「アニメ見たよ」じゃないんですけど、「ドラマ見たよ」ということで。
シャーロック・ホームズが面白い。
いやいうまでもなく名作なので今改めて面白いとかいうようなもんじゃないんですが。
とりあえず、原作を読みつつ、グラナダ版ドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」を消化しつつ、BBC制作の「SHERLOCK」を見つつ、徒然です。
注意:原作、及びグラナダ版、及び現代版のネタバレがあります。
・原作
実家のマミーの本棚にちょっとだけ置いてあったやつしか読んでないことに気付きました。しかもごく初期の作品。
なので今、長篇も合わせてちょこちょこ読みだしています。
これは別にそういう意味じゃなくてもラブラブだわ。と素で思いました。19世紀のクラブがある時代の男同士の友情や紳士ってパない。
・グラナダ版(英国グラナダTV制作のテレビドラマ)
ホームズ役:
ジェレミー・ブレット(リアルホームズといっても過言ではない佇まい)
ワトスン役:
デビット・バーク(第一、二シリーズ)「最後の事件」まで。元軍医っぽく血気盛ん。
エドワード・ハードウィック(第三シリーズ以降)「空家の冒険」から。落ちつきがあって穏やか。
何はともあれ一回くらいは夜中のBSかNHKをつけたらやってた。という経験が割とありそうな作品です。わたしはそうだった。結構昔に「バスカヴィル家の犬」をチラ見したような気がします。(今日ブクオフで買ってきた!ので再読してみます)
ワトスンは結婚してホームズとの同居をやめてベーカー街を離れるのが原作なんですが、グラナダ版はそのほうが作品作りの上でやり易いのでワトスンを結婚させないでずっと同居させてるんですね。
なんか…もう…そうするとやけにホームズが幸せそうでね…
だって原作で「この頃ワトスンは結婚していた。後にも先にも彼が身勝手なことをしたのはこれっきりである。私はひとりぼっちだったのだ」とかいってるし。お前どんだけワトスンだいすきなのよ…
ホームズは度々ワトスンの手記(というか作品)の中で「孤独な天才」「変人」扱いされますが、ワトスンは自分こそがホームズを孤独にさせてることを承知でそう書いてるのでもう、ぐああお前らああとなります。(なんだ)
こないだ観た16話(17話)の「マスグレーブ家の儀式書」で、こんなシーンがあります。
ホームズの旧友の屋敷に休暇で訪れるホームズとワトスン。
↓
ホームズの旧友と一緒に鳥撃ちに行くワトスン。膝掛けを巻きつけてホイル焼きみたいになってベンチで思索にふけってるホームズ。
↓
帰って来たワトスンが獲物を掲げながら「ホームズ~」と嬉しげに遠くから声をかける。
↓
気付いて「すごいじゃないか」とこれまた嬉しげに応えるホイル焼きホームズ。
ホンットなんてことない場面なんですが、どっちも非常にうれしげで、「素でこれか…」と思いました。何かもう…バカップルに当てられたようなというと…非常に近い気分だと思います。
グラナダ版は観ながら「お前!それは!…もう!」とツッコミが絶えないです。しあわせなことです。
たのしいんでそのうち一話ずつ感想いってくことになるかもしれません。
日本語吹き替え版はNHK放送分なのでちょんぎられてる部分が多々あるんですが、吹替えなだけに頭に入ってきやすいです。
字幕版は完全版なのでノーカットです。こっちのほうがより原作に忠実です。実にすばらしい。
・BBC制作現代版「シャーロック」
最近NHKで1話から3話(現在制作されてる最新話までであり、第一期でもある)まで一挙放送されたばっかりです。よってDVDはまだ出てなくって字幕版などもないです。吹替えオンリー。
現代版シャーロック:
くしゃくしゃの黒髪。
いつでも烏のようにまっ黒なロングコート着用。
片付けられない男。
ケータイ中毒の検索厨。
周囲からは微妙にゲイ疑惑アリ。
科学と観察と心理についての自分のホームページを持ってる。
デリカシーの類は一切ない。ワトスンのデートにひょっこり顔出して「捜査に協力してくれ」とか言い出す。微妙に自分に気がある女の子が彼氏を作ったとき、遠慮なく「彼氏はゲイだ」と観察で見抜いて忠告とかしちゃう。おまえもうちょっと気を遣え。
自称「僕は犯罪者予備軍じゃない、高機能社会不適合者だ!」 「世界でただ一人のコンサルタント探偵」
現代版ジョン:
小柄でがっしり目。
元軍医っぽく全体的にいい性格してやがる感じ。
何だか美人に弱い。
一見常識人だけど胆の据わりかたはどう見てもシャーロックの相棒に相応しい変人レベル。
アフガン帰りのため、射撃の腕が非常にいい。
原作はワトスンの作品っていう体裁だけど、現代版は戦場でPTSDに陥ったワトスンの社会生活復帰のリハビリとしてのブログってかたちをとってる。
この二人がファーストネームで呼び合うってだけでなんか…もう!
明らかにシャーロックが困った奴すぎてどうしようです。これはほとんどのホームズ作品にいえることなんですが。いやグラナダ版と原作はあんまりそうでもないか。
19世紀ヴィクトリア朝ではなく、現代が舞台だと、シャーロックは紳士というよりか困った男です。もうちょっとお前礼儀を持て(笑
あと実にジョンがタフな印象を受けました。グラナダ版でいうなら前期のデビットさんのような血気盛んな感じ。後期のエドワードさんクラスの落ちつきと余裕はまだまだ。しかし冒険活劇な面を描くならこれでいいんですね。
BBC版一話の「ピンクの研究」で、シャーロックが出会ったばかりのジョンを伴って事件捜査に乗り出すとき、「ゲームは始まった!」的な台詞をいうんですが、
それを見てグラナダ版のあるシーンを思い出しました。
15話(日本での放送順は19話)「プライオリ・スクール」の冒頭です。
ここでホームズが寝ているワトスンの寝室に入っていって、身支度を整えて一緒に列車に乗るようにいうんですが、そのときの台詞が「ゲームは始まった」なんです。
実は15話の「プライオリ・スクール」は、放送の順番こそ14話「空家の冒険」より後ですが、撮影は前者が先なんです。で、デビットさんからエドワードさんへとワトスン役の交代があったのが、ここです。デビットさんは13話「最後の事件」まで、14話以降はエドワードさん。
つまりエドワードさんの最初のワトスンは「プライオリ・スクール」なんです。
寝ているワトスンを起こして自分と一緒に行くようにいうホームズ、というのは、勘繰り過ぎかもしれませんが初めてのエドワトスンのシーンとして暗示的だなぁと思いました。
「ゲームは始まった」というのは英語でただしくなんといってるのかはわかりません。字幕版まだ観てないし。BBC版のほうもNHK放送分だけだから吹替えしか観れてないし。
「賽は投げられた」的な感じなのかな、と思ってるけど、どうだろう。
ついでに。
・映画「シャーロック・ホームズ」
ホームズ:ロバート・ダウニー・Jr
ワトスン:ジュード・ロウ
観たひとも多いかもしれない。とりあえずジュード・ロウがうつくしすぎてやばい。
09年の映画なんですが、これすごいなーと思ったのが、ホームズとワトスンなのに、関係性がほとんどギャグ日の芭蕉さんと曽良くんなんです。
このホームズも非常に困った男なんですが、原作よりも現代版に一脈つうじる「困った」感じです。
ホームズは大体困ったやつです。
原作とグラナダ版は、それでも自分のことは自分でできる男なんですが、現代版と映画版は、できるけどしない、とか、できそうに見えて全然できてない、な感じ。
主に日常生活が…
ホームズは分類が得意ですけど必要ないものや日用品の整理整頓はわりと適当です。これは原作でもそう。スリッパにかぎ煙草つっこんでたりする。
映画は虎の毛皮敷いて寝てたり、部屋が完全に「汚部屋」だったり非常にアレです。ダメです。
あと映画はロンドンっていうよりニューヨークぽいです。なんとなく。窓からの景色とか?造船所とか?なんとなく。
でもこのコンビもとってもおもしろかったので11年冬のホームズ2の上映を心待ちにしております。はやく!冬よ来い!
・アニメ作品「名探偵ホームズ」
これはみんな知ってるんじゃないかな!
宮崎駿監督もその昔作ってた。犬のホームズです。ワトスンと一緒に乗ってる不思議な車、あのメカ何故かだいすきだった。
モリアーティ教授のはっちゃけっぷりがすごいですが、そんなときはモンタナジョーンズを思い出せばいいんです。
ハドソン夫人がかわいいかわいい。かわいい上にかっこいい。
個人的には、原作よりも先にこっちと出会ってた気がするので、「ホームズとワトスン像」はここに依拠してます。
おしゃれで切れ者だけど私生活はわりとぐだってる変人探偵と、そんな相棒をやれやれと見守りつつ付き合ってあげる素直でちょっとうっかりもしてるけど懐の深いお医者さん。
このイメージはわりとどのホームズ作品にも適用できます(ただし映画除く)
定期的に観たい発作に見舞われるんですが近所のツタヤに置いてない。
グラナダ版ホームズは近所の図書館で貸出してるけどDVDじゃなくてビデオテープ。何故ビデオテープ?ないよ。うちにビデオデッキなんてないよ。そもそもわたしの部屋にはテレビがないよ!!!
ポワロのDVDシリーズは置いてあるのに。謎です。
長くなった。
最後に…
今グラナダ版と原作をちゃんと読み返して思うことは、ホームズの依存パないな、ということです。
ワトスンだいすきすぎだろう。
しかも自分で客観的にそれを知ってる。知り抜いて依存してる。でも友情が成立してる。
結婚して開業してもワトスンはたまーに(或いは頻繁に)遊びに来て、事件に付き合って一緒に捜査して、っていう。ワトスンは「ホームズは私にしゃべりかけているわけではなく、私は彼の思考の叩き台であって、別に壁の花でも構わない」みたいなことをいってて、それも勿論そうなんだけど、
ホームズがワトスンを「僕のボズウェル」と思っててそれが他にいないことも確かだよねっていう。
最近読んだ中では、短編のエピソードの「三人ガリデブ」と「高名な依頼人」が互いにどれだけ大事に思ってるかっていうのが描かれてて、思わず赤面しました。
「三人ガリデブ」:犯人の銃の弾がかすってワトスンが怪我をする。咄嗟に怪我の程度がわからなかったのでホームズが非常にうろたえる。
「高名な依頼人」:ホームズが暴漢に襲われて大怪我をする。怪我を知るなりベーカー街に飛んで行ったワトスンが「君がいいとさえいえばぼくはあいつ(犯人)の面の皮をひんむいてやりたい」とホームズの枕元でいう。
臆面もなく「無二の友人です」とか「僕に話してくださることは彼にも同じように話していただいて大丈夫です」とか、この信頼すごい。
グラナダ版のジェレミー氏と二代目ワトスンのエドワード氏はプライベートでも親友だったそうです。
まだグラナダ版コンプリートまで遠いので、しかも日本語吹き替え版と字幕の完全版と両方見比べるつもりなので、長い長い。非常に長くかかる。
映画ホームズ2が封切られるまでには、吹替え版だけでも踏破しておきたいところです。
あと原作ね!何気に全然読んでなかったことが判明したので!
ブクオフをさすらう日々です。
今週こそは!月曜にジャンプを読む優等生におれはなる(抱負)
カテゴリは厳密には「アニメ見たよ」じゃないんですけど、「ドラマ見たよ」ということで。
シャーロック・ホームズが面白い。
いやいうまでもなく名作なので今改めて面白いとかいうようなもんじゃないんですが。
とりあえず、原作を読みつつ、グラナダ版ドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」を消化しつつ、BBC制作の「SHERLOCK」を見つつ、徒然です。
注意:原作、及びグラナダ版、及び現代版のネタバレがあります。
・原作
実家のマミーの本棚にちょっとだけ置いてあったやつしか読んでないことに気付きました。しかもごく初期の作品。
なので今、長篇も合わせてちょこちょこ読みだしています。
これは別にそういう意味じゃなくてもラブラブだわ。と素で思いました。19世紀のクラブがある時代の男同士の友情や紳士ってパない。
・グラナダ版(英国グラナダTV制作のテレビドラマ)
ホームズ役:
ジェレミー・ブレット(リアルホームズといっても過言ではない佇まい)
ワトスン役:
デビット・バーク(第一、二シリーズ)「最後の事件」まで。元軍医っぽく血気盛ん。
エドワード・ハードウィック(第三シリーズ以降)「空家の冒険」から。落ちつきがあって穏やか。
何はともあれ一回くらいは夜中のBSかNHKをつけたらやってた。という経験が割とありそうな作品です。わたしはそうだった。結構昔に「バスカヴィル家の犬」をチラ見したような気がします。(今日ブクオフで買ってきた!ので再読してみます)
ワトスンは結婚してホームズとの同居をやめてベーカー街を離れるのが原作なんですが、グラナダ版はそのほうが作品作りの上でやり易いのでワトスンを結婚させないでずっと同居させてるんですね。
なんか…もう…そうするとやけにホームズが幸せそうでね…
だって原作で「この頃ワトスンは結婚していた。後にも先にも彼が身勝手なことをしたのはこれっきりである。私はひとりぼっちだったのだ」とかいってるし。お前どんだけワトスンだいすきなのよ…
ホームズは度々ワトスンの手記(というか作品)の中で「孤独な天才」「変人」扱いされますが、ワトスンは自分こそがホームズを孤独にさせてることを承知でそう書いてるのでもう、ぐああお前らああとなります。(なんだ)
こないだ観た16話(17話)の「マスグレーブ家の儀式書」で、こんなシーンがあります。
ホームズの旧友の屋敷に休暇で訪れるホームズとワトスン。
↓
ホームズの旧友と一緒に鳥撃ちに行くワトスン。膝掛けを巻きつけてホイル焼きみたいになってベンチで思索にふけってるホームズ。
↓
帰って来たワトスンが獲物を掲げながら「ホームズ~」と嬉しげに遠くから声をかける。
↓
気付いて「すごいじゃないか」とこれまた嬉しげに応えるホイル焼きホームズ。
ホンットなんてことない場面なんですが、どっちも非常にうれしげで、「素でこれか…」と思いました。何かもう…バカップルに当てられたようなというと…非常に近い気分だと思います。
グラナダ版は観ながら「お前!それは!…もう!」とツッコミが絶えないです。しあわせなことです。
たのしいんでそのうち一話ずつ感想いってくことになるかもしれません。
日本語吹き替え版はNHK放送分なのでちょんぎられてる部分が多々あるんですが、吹替えなだけに頭に入ってきやすいです。
字幕版は完全版なのでノーカットです。こっちのほうがより原作に忠実です。実にすばらしい。
・BBC制作現代版「シャーロック」
最近NHKで1話から3話(現在制作されてる最新話までであり、第一期でもある)まで一挙放送されたばっかりです。よってDVDはまだ出てなくって字幕版などもないです。吹替えオンリー。
現代版シャーロック:
くしゃくしゃの黒髪。
いつでも烏のようにまっ黒なロングコート着用。
片付けられない男。
ケータイ中毒の検索厨。
周囲からは微妙にゲイ疑惑アリ。
科学と観察と心理についての自分のホームページを持ってる。
デリカシーの類は一切ない。ワトスンのデートにひょっこり顔出して「捜査に協力してくれ」とか言い出す。微妙に自分に気がある女の子が彼氏を作ったとき、遠慮なく「彼氏はゲイだ」と観察で見抜いて忠告とかしちゃう。おまえもうちょっと気を遣え。
自称
現代版ジョン:
小柄でがっしり目。
元軍医っぽく全体的にいい性格してやがる感じ。
何だか美人に弱い。
一見常識人だけど胆の据わりかたはどう見てもシャーロックの相棒に相応しい変人レベル。
アフガン帰りのため、射撃の腕が非常にいい。
原作はワトスンの作品っていう体裁だけど、現代版は戦場でPTSDに陥ったワトスンの社会生活復帰のリハビリとしてのブログってかたちをとってる。
この二人がファーストネームで呼び合うってだけでなんか…もう!
明らかにシャーロックが困った奴すぎてどうしようです。これはほとんどのホームズ作品にいえることなんですが。いやグラナダ版と原作はあんまりそうでもないか。
19世紀ヴィクトリア朝ではなく、現代が舞台だと、シャーロックは紳士というよりか困った男です。もうちょっとお前礼儀を持て(笑
あと実にジョンがタフな印象を受けました。グラナダ版でいうなら前期のデビットさんのような血気盛んな感じ。後期のエドワードさんクラスの落ちつきと余裕はまだまだ。しかし冒険活劇な面を描くならこれでいいんですね。
BBC版一話の「ピンクの研究」で、シャーロックが出会ったばかりのジョンを伴って事件捜査に乗り出すとき、「ゲームは始まった!」的な台詞をいうんですが、
それを見てグラナダ版のあるシーンを思い出しました。
15話(日本での放送順は19話)「プライオリ・スクール」の冒頭です。
ここでホームズが寝ているワトスンの寝室に入っていって、身支度を整えて一緒に列車に乗るようにいうんですが、そのときの台詞が「ゲームは始まった」なんです。
実は15話の「プライオリ・スクール」は、放送の順番こそ14話「空家の冒険」より後ですが、撮影は前者が先なんです。で、デビットさんからエドワードさんへとワトスン役の交代があったのが、ここです。デビットさんは13話「最後の事件」まで、14話以降はエドワードさん。
つまりエドワードさんの最初のワトスンは「プライオリ・スクール」なんです。
寝ているワトスンを起こして自分と一緒に行くようにいうホームズ、というのは、勘繰り過ぎかもしれませんが初めてのエドワトスンのシーンとして暗示的だなぁと思いました。
「ゲームは始まった」というのは英語でただしくなんといってるのかはわかりません。字幕版まだ観てないし。BBC版のほうもNHK放送分だけだから吹替えしか観れてないし。
「賽は投げられた」的な感じなのかな、と思ってるけど、どうだろう。
ついでに。
・映画「シャーロック・ホームズ」
ホームズ:ロバート・ダウニー・Jr
ワトスン:ジュード・ロウ
観たひとも多いかもしれない。とりあえずジュード・ロウがうつくしすぎてやばい。
09年の映画なんですが、これすごいなーと思ったのが、ホームズとワトスンなのに、関係性がほとんどギャグ日の芭蕉さんと曽良くんなんです。
このホームズも非常に困った男なんですが、原作よりも現代版に一脈つうじる「困った」感じです。
ホームズは大体困ったやつです。
原作とグラナダ版は、それでも自分のことは自分でできる男なんですが、現代版と映画版は、できるけどしない、とか、できそうに見えて全然できてない、な感じ。
主に日常生活が…
ホームズは分類が得意ですけど必要ないものや日用品の整理整頓はわりと適当です。これは原作でもそう。スリッパにかぎ煙草つっこんでたりする。
映画は虎の毛皮敷いて寝てたり、部屋が完全に「汚部屋」だったり非常にアレです。ダメです。
あと映画はロンドンっていうよりニューヨークぽいです。なんとなく。窓からの景色とか?造船所とか?なんとなく。
でもこのコンビもとってもおもしろかったので11年冬のホームズ2の上映を心待ちにしております。はやく!冬よ来い!
・アニメ作品「名探偵ホームズ」
これはみんな知ってるんじゃないかな!
宮崎駿監督もその昔作ってた。犬のホームズです。ワトスンと一緒に乗ってる不思議な車、あのメカ何故かだいすきだった。
モリアーティ教授のはっちゃけっぷりがすごいですが、そんなときはモンタナジョーンズを思い出せばいいんです。
ハドソン夫人がかわいいかわいい。かわいい上にかっこいい。
個人的には、原作よりも先にこっちと出会ってた気がするので、「ホームズとワトスン像」はここに依拠してます。
おしゃれで切れ者だけど私生活はわりとぐだってる変人探偵と、そんな相棒をやれやれと見守りつつ付き合ってあげる素直でちょっとうっかりもしてるけど懐の深いお医者さん。
このイメージはわりとどのホームズ作品にも適用できます(ただし映画除く)
定期的に観たい発作に見舞われるんですが近所のツタヤに置いてない。
グラナダ版ホームズは近所の図書館で貸出してるけどDVDじゃなくてビデオテープ。何故ビデオテープ?ないよ。うちにビデオデッキなんてないよ。そもそもわたしの部屋にはテレビがないよ!!!
ポワロのDVDシリーズは置いてあるのに。謎です。
長くなった。
最後に…
今グラナダ版と原作をちゃんと読み返して思うことは、ホームズの依存パないな、ということです。
ワトスンだいすきすぎだろう。
しかも自分で客観的にそれを知ってる。知り抜いて依存してる。でも友情が成立してる。
結婚して開業してもワトスンはたまーに(或いは頻繁に)遊びに来て、事件に付き合って一緒に捜査して、っていう。ワトスンは「ホームズは私にしゃべりかけているわけではなく、私は彼の思考の叩き台であって、別に壁の花でも構わない」みたいなことをいってて、それも勿論そうなんだけど、
ホームズがワトスンを「僕のボズウェル」と思っててそれが他にいないことも確かだよねっていう。
最近読んだ中では、短編のエピソードの「三人ガリデブ」と「高名な依頼人」が互いにどれだけ大事に思ってるかっていうのが描かれてて、思わず赤面しました。
「三人ガリデブ」:犯人の銃の弾がかすってワトスンが怪我をする。咄嗟に怪我の程度がわからなかったのでホームズが非常にうろたえる。
「高名な依頼人」:ホームズが暴漢に襲われて大怪我をする。怪我を知るなりベーカー街に飛んで行ったワトスンが「君がいいとさえいえばぼくはあいつ(犯人)の面の皮をひんむいてやりたい」とホームズの枕元でいう。
臆面もなく「無二の友人です」とか「僕に話してくださることは彼にも同じように話していただいて大丈夫です」とか、この信頼すごい。
グラナダ版のジェレミー氏と二代目ワトスンのエドワード氏はプライベートでも親友だったそうです。
まだグラナダ版コンプリートまで遠いので、しかも日本語吹き替え版と字幕の完全版と両方見比べるつもりなので、長い長い。非常に長くかかる。
映画ホームズ2が封切られるまでには、吹替え版だけでも踏破しておきたいところです。
あと原作ね!何気に全然読んでなかったことが判明したので!
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