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愛は瞳から生まれ、胸に落つる。
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このパッション如何にしよう。

というわけでモノノ怪感想をずらずらと。





もえ語りと考察と分類しないでメッチャ書き綴ります。いけるとこまで行く所存。

正直なはなし、演出・音楽・映像(セル画だったりCGだったりその他であったり)・表現と抽象、なにからなにまでがツボなんで、ぜんぶは拾ってけないかもしれない。


【座敷童子】
・建物に入る前にくちを動かすのは剣と会話してるのか、それとも声に出さない呪文の類(それに反応を返すかどうかで怪異の有無を知る)なのか。金属音からいって会話ぽいけれども。

・志乃さんのお守りどっかで見覚えある笑

・こけし?(子消しと通ずるな)それとも達磨?マトリョーシカじゃないんだろうけど、でも中には赤子の灰がはいってたのかもしれないと思えばそれもあながち間違いじゃないかもしれない。マトリョーシカの起源説は二種類あって、ロシア古来のものだっていうのと、日本の人形(坊主さんのやつ)が流入したいわゆるインスパイアだよって説とあって、どうも後者が有力みたい。

・薬売りの売る薬はみんな胡散臭くみえる笑

・高みの見物の薬売りは彼の立ち位置をあらわしてるようでとってもよい。そしてあの姿勢がえろい。

・あの宿屋(というか元遊郭)にはもととなった建物があるんだそうな。目黒雅叙園。調べてみるのもよろし。階段なんてそっくり。構図次第ではマジ似てるとこある。

・そういやこけし(これでもう統一するわ)のカラーリング、志乃さんの髪と瞳の色と同じなんだな。

薬売りのカメラ目線どうにかならないかな。 話追うどころじゃなくなるんだけど。

・襖絵はいったいなんだろうか。薬師如来?鬼子母神?

・アブラムシと天道虫の絵が壁にあった。単一で生殖できるのが、…アブラムシだっけ。うろおぼえ。でもなんだか象徴的だあの絵。

・その絵を背景にしてうえの部屋に行く階段のところで笑ってる顔のない男たち。あれは無批判な男の象徴だろうか。

・志乃さんが外人さんで、番頭のとくじも黒人にみえるんだが。これは肝要な部分じゃないのかな。

・どうでもいいんだが、殺し屋直助が天井でぐるぐるまわされてるとき、「あっ右目も動くんじゃん」とそれだけに感嘆したわたしはちょっとずれてたかもしれない。

・さらにどうでもいいんだが、直助の傷の位置はうちのパピーとマジおんなじ笑 もう痕がうっすらあるだけなんだけど。「眼球とびだしたわー」て笑っとった。笑えねぇぇぇぇぇ

・札張りアクションにびっくりしてさらにそれがかっこいいところにどかんときた。袖が翻るのとかよわい。

部屋強制移動のときに机のうえでよろける薬売り。 DVD飼ってコマ送りでみるわ。

・赤子は燃やされたんだろうなぁ、あの表現だと。そうか、だから最初に志乃さんが部屋はいったときに暖炉に火をいれて部屋が作動した?のか。あれが起動スイッチに値するものなのか。そして燃やされた灰をこけしにいれて壁に仕舞ったのか、それともこけしはひとり消すごとの供養のかたちであって、けして灰がそこにあるとかじゃないのかな。どっちでもいいんだが。
志乃さんが「臭い」っていってのは何の匂いだろうって考えてたんだけど、ひとを燃やす匂いかもしれない。羊水の匂いじゃないだろう(にしても薬売りはよく初見でわかったな)。いやなにおいって意味の描写だったからなぁ。

・果てしなく続く部屋が産道になぞらえられる描写が秀逸。

・女将さんも身ごもったことがあるみたいな口ぶりだったけど。でも女将さんは始末だけだったのかな?ほんとに?

・天秤が傾いて鈴が鳴って、薬売りがいて札が張ってあって志乃さんがその内側にいて、という絵を見て、最初っからなにも動いてないんだという妙な感慨が。どうでもいいが剣を構えてしゃがみこんでる→立ち上がるの薬売りがえらくツボ。

・「相容れん」の薬売りをみて、あぁ遵法者なんだなって思った。彼には彼の法があって、それは曲げてはならんところなのだな。そしてそれは彼だけの法じゃなくって、かぎりなく摂理や自然法則に沿うものなんだな、と思った。

・「やめるんだ取り込まれるぞ」と札をはがした志乃さんの悲鳴に厳しい顔する薬売り。そういや怪・化猫でも小田島さまの声に剣が応えたところで思ったんだけど、彼らは人の声にこたえるんだよな。守ろうとする。守ろうとしてるのは法なのに、人間もそのうちにいれようとする。そのことにふと驚いてはっとした。
志乃さんを守るのは、モノノ怪が彼女の腹を借りて出てくるのを防ぐためで、それが第一だから、きっと志乃さんの安否自体は二の次なんだろうなぁと、そうも思うのだけれど。

・志乃さんの「一緒に産んであげる」は母はつよしといった感じ。あれにきっと男はかてないのかもしれない。愕然とする薬売りを見たから余計にそう思うのかも。

・なんとなく妊婦には見せられないアニメ笑

・最後の襖絵を撫でる薬売り。手つきがえろい。 指の細さとか手の白さ(白いのは手だけじゃないけど)とか爪なんで塗ってんのよけいえろいとか、すべてが凝縮されている。
志乃さんの襖絵を撫でる仕草とも相まって、彼らは優しいひとたちだなぁって思った。
あとあそこでのエンディングと音楽のはいりかたがすばらしかった。


実質、この座敷童子がわたしのはじめて見た薬売りなんですが、化猫みてなくてもぜんぜんだいじょぶでした。スーパー薬売りさんのほうも、抜刀の音があったから意味はわかったし。そのすぐあとに襖絵撫でる薬売りの絵に切り替わったし。特にわからんところはありまへんでした。
ああいや待て。真と理がまだちょっとよくわかってなかったかな。どっちがどっち?みたいな。
理がこころのありさまだなんて逆じゃないのかと思った。でも世界観測者である個人のこころのありさまこそ世界の理をも統べるんですよねきっと。



…座敷童子だけで長い。なんだこれ。

これ以上長くなると字数制限くらいそうだから今日はここまで。また明日!
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